FOLLOW US

UPDATE|2020/08/16

秋元才加が語るハリウッドデビュー「急に主張の強い女になりました」

秋元才加


──海外の仕事で言えば、アメリカの番組『アルティメット・ビーストマスター』の日本版ホストでの経験がとても大きかったそうですが。


秋元 ハイ。『アルティメット・ビーストマスター』のときに、初めてひとりでロスに行って仕事したんです。それも急に話が来たので、なぜ私なの?って感じでした(笑)。他に日本人でも英語しゃべれる方いますよってお伝えしたんですけど、“いや英語がそんなにしゃべれなくてもいいです。きっとこれから秋元さんみたいな方が今後のロールモデルになっていく可能性があると思ってる”って言ってくださって日本人のホストをやったんです。そのお仕事のときに、海外では自分の意見をちゃんと言わないと誰も話を聞いてくれないんだなっていうのが分かったんです。

──日本での仕事の仕方と海外で違いがあったと。


秋元 特に私はアイドルでずっとやってきたのもあって、与えられたものをよりよい状態でお届けするという感覚があったんです。なので、自己プロデュース能力はあまりいらないと思ってたんですよ。自分の意見を言うとか、クリエイトしていくっていうことがあまり頭の中になかったんです。でも海外に行ったときに、スタイリストさんから“あなたはこの衣装を着たいの? 着たくないの? イエスかノーで言って”って言われたんです。そのときに、私は決められなかったんですよ。

──普段は、用意されたものを着るのが当たり前でやっているわけですからね。


秋元 そうなんです。“私、この制服着たくないです”とは言わないじゃないですか(笑)。自分で、この服少し似合わないかもなと思いつつ渋々着てたこともあったんです。でも、自主性だったり、ちゃんと自分が自立してないとダメなんだってその瞬間すごく思ったんです。それで、日本に帰って来てから急に主張の強い女になりました(笑)。

──意識的な気づきがあったと。


秋元 海外でお仕事すると、常に自分がどう思ってるかを持ってないとそこにいない人にされる。いろんな国の人がいるので、ちゃんと自分がどう思ってるのか言わないとダメなんです。あと、他の出演者さんはみんな自分の国のことを知ってるんですよ。“日本はどうなの?”って聞かれたときに、私は日本のこと全然知らないなあと思ったんです。そう言った点でもすごく気づきがありました。
AUTHOR

土屋 恵介


RECOMMENDED おすすめの記事