FOLLOW US

UPDATE|2020/08/16

秋元才加が語るハリウッドデビュー「封印していた目力のリミッターを外しました」

秋元才加

本格的なミリタリー描写とドラマチックな展開を両立し、根強い人気を誇る戦争アクションシリーズの最新作『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』が8月14日(金)より劇場公開されている。ベテラン狙撃兵のトーマス・ベケット(トム・べレンジャー)が米国政府から指令を受け、極秘任務を遂行する第1作目から27年となる長寿シリーズの第8作で女優・秋元才加がハリウッドデビューを果たした。CIA、ロシアの傭兵、ヤクザから訓練を受けた謎の暗殺者ユキ・ミフネ(レディ・デス)を演じ、本格的なガンアクションにも挑戦した撮影の裏側とAKB48時代のメンバーとの交流について語ってもらった。(前後編の後編)

※インタビュー前編「急に主張の強い女になりました」はこちらから

【写真】シャンパンゴールドのドレスを着てスタイル抜群の秋元才加

──今回、レディ・デスことユキ・ミフネ役での出演ですが、役作り的にはどんなことをしたんですか。

秋元 イメージ的に、主役のブランドン・ベケットがクイックに動く“動”のアメリカっぽい動きだとしたら、ユキ・ミフネは日本人としてどっしり構える、侍、武士、忍者みたいなあまり余計な動きはしない“静”の動きで演じようと思いました。特に私のキャラクターって、アメコミ的なキャラクターなのか? リアルな人間なのか? ちょっと曖昧な線引きなんです。『山猫』シリーズに、今まで私みたいなキャラって出たことなくて。

──確かに、レディ・デスはファンタジー寄りですよね。


秋元 そもそも『山猫』シリーズは、国や軍の問題の話だったじゃないですか。そこに急にマーベルみたいなキャラクターが出てくるって、これはどういう風に見えるんだろう?って自分の中で線引きが難しかったんです。今回の『山猫8』のカーレ・アンドリュース監督は、それこそマーベルの漫画家でもあるんですよ。きっとそういうエッセンスを入れて、長寿シリーズに新しい風を吹かせて行こうとしてるんだろうなって感じたんです。挑戦的ですごいなと思いつつ、それと同時に今まで『山猫』を見てきた人はどう思うんだろう?という不安もあって。

──作風が大きく変わるわけですもんね。


秋元 なので役作りとしては、心情とかよりも、動きから作っていきました。“レディ・デス”ユキ・ミフネならあまりぴょこぴょこ動かないな、目線もあまり動かさないな、厳かで鉄みたいな空気感が出る方がいいなとか。画面に収まったときに存在感が軽くならないように、重さというのをすごく意識しましたね。
AUTHOR

土屋 恵介


RECOMMENDED おすすめの記事