──今作ではグループ結成当初の懐かしい映像も流れます。改めて、欅坂46の加入当時を振り返るといかがですか?
菅井 初お披露目や初ライブなど全てが初めてで大変なこともあったけど今振り返ると本当に楽しかったし、希望に満ち溢れていました。
小林 やっぱり欅坂46に入って初めての握手会は、「私のことを応援してくれて、こうやって足を運んでくださる方がこんなにいてくれるんだ」ってすごく感動して。私がうれしいこともファンの方は一緒のように喜んでくれる。そういうファンの方がいてくれるから私たちも活動できているので、私たちもファンの皆さんの為に頑張ろうと思いました。
小池 私は関西出身なので上京しなくちゃいけなかったんです。今まで普通に生活してきたことが当たり前だと思ってたんですけど、それが当たり前じゃないってことに気づいたし、親や友達などいろんな人に頼ってきたんだなってことにも気づかされて。これからは全てにおいて自分でやらなきゃいけないし、何をするにしても全部自分が責任を持たなきゃいけないと思ったので、一瞬で生活も変わったし、自分に対する意識も変わりました。
──初単独ライブ『欅坂46 生中継! デビューカウントダウンライブ!!』(2016年3月)のことは覚えていますか?
渡邉 初めてのライブで国際フォーラムに立たせていただけるっていうこともすごいことなのに、デビュー前にも関わらず本当に沢山の方に来ていただけて。でも、当時はひたすら緊張していました。あの頃はずーっと緊張していて、必死に食らいつきながらやっていたなっていう思い出があります。
──映画ではみなさんの苦悩の日々も映し出されています。しかし、大変なことだけじゃなくて楽しかった思い出もたくさんあったと思います。
守屋 グループ結成後に行ったチラシ配りが楽しかったです! あとは、『不協和音』のMV撮影。すごく寒くて、みんなギリギリまでおしくらまんじゅうしたり、大変だったけど、その分思い出深いです。
小池 私は「KEYAKI HOUSE」(『黒い羊』特典映像。メンバーのみで一泊二日している様子を撮影したドキュメンタリー作品)です。宿泊施設にプールがあって、最初はあかねん(守屋茜)や尾関(梨香)とか数人しか入ってなかったのにみんな巻き込まれるようにどんどん入っていって。私はそんなメンバーを撮っていたんですけど、「こんなに笑うんだぁ!」ってくらいみんながニコニコしていたし素顔を見れて楽しかったです。