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UPDATE|2020/09/13

ヒロシが語るソロキャンプの魅力「自由に遊べばいい、自由さが醍醐味なんです」

ヒロシ

ソロキャンプがブームとなっている。その火付け役として脚光を浴びているのがヒロシだ。15年に開設したYouTubeチャンネルではソロキャンプの様子を配信し、登録者数は90万人(8月末現在)を突破。8月6日に上梓した最新著書『ヒロシのソロキャンプ~自分で見つけるキャンプの流儀~』(学研プラス)は発売から話題を呼びすぐに重版が決定。キャンプによって自分の世界全てが変わったという彼に、ソロキャンプの魅力を聞いた。(前後編の前編)

【写真】愛用する道具を手にソロキャンプの醍醐味を語るヒロシ

──『ヒロシのソロキャンプ』は発売前から話題で、すでに第三版となっています。

ヒロシ いやぁ、ありがたいことに、予約段階で増刷が決まって。ネットでは発売前から売り切れになってですね。一言で驚きですよ。

──これまで数多のキャンプ本が出版されてきましたが、今作はいわゆるハウツー本ではなく、ヒロシさんの使うグッズの「この○○がいい!」といったエピソードや思い出話などを通じて、ヒロシさんのキャンプスタイルを覗き見るという、今までにない内容でした。

ヒロシ 初心者向けの本や上級者向けと数あるキャンプ本の中で、僕がキャンプについて書く場合はどうすればいいか?とは考えていましたね。僕はキャンプ=自由に自分なりの楽しみを見つけるものだと思っていて、「この道具を用意しなさい!」「こう遊びなさい!」という、“型”を押し付けることが嫌いなんです。だってそれはキャンプの持つ自由さを否定しているわけですよ。

──自然の中で遊ぶことに定型はないと。

ヒロシ そうですね。人それぞれの遊び方ってあるはずですから、初心者向けにあれこれ書くのは違うなぁと。かといって僕はちゃんとしたロープの結び方も知らない完全な自己流の人なので、上級者向けはムリ。そうなると自分のスタイルをありのまま見てもらう方がいいなと。グッズ紹介を軸にしたのも、僕はこういう理由でこの道具が好きです!というのをただ見せているだけ。サブタイトルの「自分で見つけるキャンプの流儀」をそのまま書いただけで。なので、この本を読んでマネしよう!というより「こういうキャンプの形もありか」と、自分好みなキャンプの楽しみ探しの参考程度に思ってもらえるのが、一番正しい読み方な気がします。
AUTHOR

田口 俊輔

CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/松山勇樹


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