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UPDATE|2020/09/13

ヒロシが語るソロキャンプの魅力「キャンプが人生を変えてくれた」

ヒロシ


──ソロキャンパーグループ「焚火会」は、どういう経緯で結成されたんですか?

ヒロシ 阿諏訪くんとキャンプに行ってから、仲がより親密になって(笑)、仕事で一緒になる度に喫煙所でキャンプの話ばかりしていたんですよ。ある日同じように一緒の営業先で阿諏訪くんとキャンプトークをしていたら、バイきんぐ西村くんが僕らの会話を後ろで興味深そうに聞いていたんですよ。「興味あるの?」と聞いたら「あるけれどやり方がわからない」と言うので、その時はそれで終わったのですが、ある日西村くんが「買っちゃいました!」と、テントと寝袋とクーラーボックスの写真を見せてくれて。それで僕、西村くん、島田くん(ベアーズ島田キャンプ)の三人でソロキャンプをやったら、西村くんもハマッちゃったんですよ。また別の日の営業先でもキャンプトークをしていたら、今度はウエストランドの河本太くんが後ろで話を聞いていて。彼も自分から話しかけられないタイプなので、面白そうだと思いつつ輪に入れなかったみたいなんです。

──奥ゆかしい人たちの集まりといいますか。

ヒロシ そうなんですよ(笑)。その頃に島田くん、西村くんと行ったソロキャンプの様子を撮っていた動画を、焚火会のみんなに見てもらおうと、編集してYouTubeに上げたんですよ。それが『ヒロシちゃんねる』の始まりですね。その動画を喫煙所で見ていたら、また太ちゃんがジッと後ろから見ていて。しびれを切らして僕が「興味あるの?」と聞いたら、すごくありますと答えるので、誘って……こうやって興味はあるけどやり方を知らないという人を誘ってみたら、どんどんソロキャンプ仲間が増えていったんですよね。

──みなさん潜在的にはソロキャンプへの憧れや興味がありつつ、どこか踏み出せないところに、ヒロシさんが火を点けたんですね。

ヒロシ そうなんでしょうね。面白いのは、今「焚火会」の仲間は僕を含めて9人ですが、全員が人に「何かしてください」のスタンスではないんですよ。初めて参加する人でも、必ず自分なりにソロキャンプというものを考えて道具を買い揃えてきますから。しかも阿諏訪くんならブッシュクラフト、西村くんや島田くんなら料理と、それぞれが自分で考えて自分で工夫ができて楽しめる人たち。それでいて、楽しみを共有しつつも決して“自分”を他人に押し付けてこない。だから一緒に行っても苦痛が一切ないんです。

──まさに「自分で見つけるキャンプの流儀」を各々が持った集まりだと。

ヒロシ そうそう! しかしまぁ、前のめりになって自分だけの楽しみを探せる人がよく9人も集まったなと(笑)。
AUTHOR

田口 俊輔

CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/松山勇樹


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