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UPDATE|2020/09/22

田村憲久議員に直撃、自民党のコロナ対策のすべて(前)「自民党と官邸の対策本部はどう違うんですか?」

左から井上咲楽、田村憲久 撮影/松山勇樹



井上 私のおばあちゃんはデイサービスを利用しています。緊急事態宣言の間もデイに通い続けていて、私はそれがいいことなのか、悪いことなのかと考え込んでしまって……。

田村 なるほど。

井上 おばあちゃんが家で1人なのはすごく心配ですけど、もしデイの誰かがコロナに感染して、そこからもらってきたら……とも不安で。

田村 分かります。デイサービスや特別養護老人ホームでの集団感染がまったくないわけではありません。ただ、全国にある医療機関や介護施設のうち、集団感染が起きている場所は本当にごくわずかです。みんなが恐れて行かなくなってしまったら、ここでもコロナ以外の健康被害が起きてしまいます。デイサービスに行き、体を動かし、多くの人とコミュニケーションを取ることで自立する能力が保たれていく効果がありますから。逆に家に閉じこもっていると、筋力が衰え、運動機能、認知能力が低下してしまう可能性もあるわけです。だから、井上さんのお祖母様もデイサービスは利用していただいた方がいいと思います。

井上 よかった。

田村 大事なのは、施設側がきちんと感染予防の対策を行っていること。また、そこで働く方々が定期的に検査を受けていただく仕組みづくりも考えていかなければいけません。

>>後編「コロナのワクチンに期待せず、長い戦いに備える」はこちら

(取材・文/佐口賢作)

▽井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。『おはスタ』(テレビ東京)の水曜レギュラーほかバラエティ番組を中心に活躍。Twitter:@bling2sakura

▽田村憲久(たむら・のりひさ)
1964年12月15日生まれ、三重県出身。自民党所属衆議院議員。千葉大学卒業後、31歳のとき、96年の総選挙で初当選。以後、当選8回。第2次安倍内閣では厚生労働大臣を務めた。
CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/松山勇樹


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