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UPDATE|2020/09/17

アプガ(仮)佐保明梨✕(2)吉川茉優「どんな声があっても、メンバーの気持ちが一つになっていれば大丈夫」

吉川茉優(左)と佐保明梨(右) 撮影/土屋恵介

アップアップガールズ(仮)が新体制移行を発表したのは9月1日のことだった。9月26日に開催する日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブをもって5人体制に終止符をうつ。誰かが卒業するのか、新メンバーが入るのかなど詳細は未発表だが、解散や活動休止は強く否定している。

いずれにしろ、アプガ(仮)は活動10年目に大きな転換期を迎えようとしている。5人のメンバー一人ひとりにとってもそれはきっとアプガ(仮)結成と同じぐらい人生の大きなターニングポイントとなることだろう。ハロプロエッグ時代を含めると10年以上のキャリアを持つ彼女たちは今、どんな思いを抱えそのターニングポイントに向かおうとしているのだろうか。後輩グループ、アプガ(2)メンバーと一人ずつ対談してもらい、今の思いと後輩に伝えたいことを聞いた。1回目はアプガ(仮)の破壊王・佐保明梨とアプガ(2)のエース・吉川茉優の対談から。

     *     *     *

──新体制に移行するアプガ(仮)ですが、先輩から後輩のアプガ(2)へ伝えたいことというテーマで話を進めて行きたいです。まずは、佐保さんから見たアプガ(2)の印象から聞いて行きましょう。

佐保 2期は…すごくいいと思います!

吉川 やったー!(笑&拍手)

佐保 みんな個性も豊かだしキラキラしてて、注意しなきゃってことがないくらい、とても優秀な子たちなんですよ。

──過保護な親みたいですよ(笑)。

佐保 (笑)。いや、でもホントなんです。自分の昔を振り返ると、こんなにできてたかな?ってくらいすごいところがたくさんあるんですよ。なんならアプガ(2)は、私たちよりも、メンバーが卒業したり加入したりってグループが変化してるじゃないですか。いろんな形になっても、みんなで前向いてキラキラしている姿は、私たちからしてもすごいなって思って見ています。

──具体的に、いいなと思ったエピソードを聞きたいです。

佐保 ステージ上で楽しそうにキラキラしているのはもちろんなんですけど、たまにリハーサルを見たりすると、まーちゃん(吉川)、ちなっちゃん(高萩千夏)、かじぃ(鍛治島彩)の初期メンバーがすごくしっかりしているなって感心するんです。人に注意するのって大変じゃないですか。でも、後輩メンバーに厳しい言葉を言っても嫌な空気にならないんです。ただ仲いいだけじゃない、すごくいい関係性を初期メンバーが作っていて。みんなで意見を共有し合えている、いいグループだなと思って見ています。

吉川 私たちも後輩メンバーの気持ちが分かるんですよ。それは、私たちがオーディションに受かったとき、アプガ(仮)さんに厳しく教えていただいたことが大きいんです。怖いなと思う以上に納得できたし、そこで学べた経験があったんです。それは後輩にも教えてあげたいというか。直すべきところはちゃんと言ってあげることがその子にとって一番いいことだって学んだんです。

──アプガ精神は確実に継承されてますね。逆に、吉川さんから見たアプガ(仮)のすごいなって思えるところを聞かせてください。

吉川 アプガ(仮)さんは、普段ふざけたりして楽屋を楽しい雰囲気にしてくれてるんです。でも、ステージに立つと別人のようにバチバチにかっこいい。そのギャップに憧れます。あと、合同でリハをやるとき、アプガ(仮)のみなさんはフォーメーションひとつにしても、すごく先のことを俯瞰してサササって決めるんです。
AUTHOR

土屋 恵介


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