7月5日の3rdワンマンライブ（六本木ブルーシアター）をもって荒川ちかと葵わかなが卒業する乙女新党が6月25日、タワーレコード渋谷店にて、1stアルバム『乙女新党 第一幕 ～始まりのうた～』発売記念イベントを開催。田尻あやめと高橋優里花が乙女新党の派生ユニット「あやめと優里花 from 乙女新党」を結成し、新曲『凸凹（でこぼこ）解決せんせーしょん』を7月7日にリリースすることが発表された。
乙女新党は、今年3月に開催された2ndワンマンライブにて荒川と葵が女優を目指すために卒業すること、そして田尻と高橋に新メンバーを加えて活動を継続することが発表。卒業ライブとなる3rdワンマンライブ開催を目前に控え、今回のイベントには大勢のファンが詰めかけた。
早稲田大学バンザイ同盟がイベントを盛り上げ、メンバーも笑顔に
その後、女の子の1年間を紹介する『乙女の365日』と、自己紹介ソング『乙女新党のうた』を披露するミニライブを行なった。
間もなく卒業の葵わかなが観客をあおる！
自己紹介ソングで会場を盛り上げた
イベントのクライマックスにはサプライズがあった。田尻と高橋が乙女新党派生ユニット「あやめと優里花 from 乙女新党」を結成することが発表された。さらに、派生ユニットの2人が歌う新曲『凸凹解決せんせーしょん』が、テレビアニメ『人生相談テレビアニメーション「人生」』（TOKYO-MX、読売テレビほか）のオープニングテーマとなり、7月7日からiTunesらで配信開始となることも告げられた。
会場は歓声に包まれ、発表を聞いた高橋は飛び上がって歓喜。卒業する2人も手を取り合って喜んだ。そんななか、当のユニットメンバーである田尻は、「えっ、どういうこと？」と頭の中が整理しかない様子。さかんに「新メンバーは？」と口にするなど、突然のサプライズ発表に混乱していたようだ。
田尻を除く3人は、新メンバー加入とは別に派生ユニットとして新曲をリリースすることを説明。それでも田尻は、「でも、新メンバーは？」と言い続け、その掛け合いが爆笑を沸き起こしていた。
そんな田尻だが、満員の会場を見渡し、「私、気が付いたことがあるんです。すごい、お客さんが満杯なんです！ すごくお客さんが増えたなって実感して、嬉しかった！」と驚き半分、喜び半分の笑顔。田尻の言葉を聞いた3人は、ファンが少なかったころの小さな会場でのライブなどを思い出したようで、盛んに頷きながら、4人で駆け抜けてきたデビューからの約1年半を振り返っていた。
「聞いてないよ！」と言わんばかりの表情で、ユニット仲間の高橋に詰め寄らんとする勢いの田尻だ
【田尻あやめコメント】別れは悲しいことだと思うのですが、お互いの夢に向かって頑張っていくことは目標もできてすごくいいことだと思います。歌詞のなかにもあるのですが、“その先で会おうね”ということで、私たちはお互いにがんばっていけると思います。
【高橋優里花コメント】これからのことがまだぜんぜん決まっていないので、わからないドキドキ感があります。自分はもっと、もっと上に行って、“すごいアイドル”になりたいので、あやめと新メンバーといっしょに、“すごいアイドル”になります。目標は、武道館に行くことです。イエイ！
【荒川ちかコメント】やっと1stアルバムを出せたと思うのですが、1年間を考えると、こんなにたくさんの曲をやってきたにも関わらず、自分の中ではあっという間の1年間でした。そんな1年間はすごく濃かったです。1stアルバムには、楽しかった思い出や、みんなでがんばった思い出などがたくさんつまっています。その1年がアルバムの中に入っているということで、これを聞いて、いっしょに思い出を振り返っていただけたらなと思います。
【葵わかなコメント】卒業ライブはすごくワクワクしていて、楽しみです。今までの成長を見せられるということで、みなさんに何が見せられるのかという楽しみがあります。また。卒業という節目を迎え、さみしい気持ちや不安など色々とあるのですが、その気持ちを全部、楽しいとか、嬉しいとか、良かったというような前向きな気持ちに変えられるライブにしたいなと思っています。まだまだ練習をがんばって、4人でしか見せられない、すてきなライブにしたいです。
4人の魅力を結集した1stアルバム、その収録曲をフルメンバーで聴く機会も残りわずかだ
本日発売された1stアルバムには、夏休み明けに新しい自分になろうと決意した女の子の気持ちを歌った『2学期デビュー大作戦!!』や、受験への焦りが込められた『お受験ロッケンロール』、卒業ソング『サクラカウントダウン』など、デビューから4人で歌い続けてきた11曲が収録。“1軍女子”のように誰しもの目を惹くわけではないけれど、それでも自分を出そうと勇気を振り絞る女の子たちの気持ちが込められた歌詞が特徴となっている。
■乙女新党 公式サイトhttp://otomeshinto.com/（文・写真 ／ 竹内みちまろ）
