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UPDATE|2020/09/30

新体制・夢みるアドレセンスが語る重圧をはねのける絆の力(3)「途中で心が折れていたかも」

(左から)山口はのん、山下彩耶 撮影/松山勇樹

昨年12月21日に4人体制として再スタートしてから約9ヶ月間活動を続けてきた“新生”夢みるアドレセンス。まだ活動歴が浅く、加えてこのコロナ禍のなかで「夢アド」の看板を背負うことになった山口はのん、山下彩耶(共に2017年12月加入)、白川蘭珠、鳴海寿莉亜(共に2019年12月加入)の4人にとってここまでの道のりは決して平坦なものではなかっただろうが、グループにとって約1年半ぶりの新譜となるアルバム『SUPER JET SUPER』を9月30日に発売することが出来たのは、彼女たちにとって大きな前進となったはずだ。今回、そんな「夢アド」の4人にインタビューを行い、現在のメンバー同士の関係性やグループに対する想いなどを語ってもらった。(3回連載の3回目)

【写真12点】新体制になっても「カワイイ」夢みるアドレセンス撮り下ろしカット

   *      *     *

──この4人で約9ヵ月間活動してきたことで新メンバーの白川さんと鳴海さんはもちろんのこと、山口さんと山下さんも先輩メンバーとして成長してきたのではないでしょうか。

山口 私は先輩らしいことを全然できていませんが、蘭珠ちゃんも寿莉亜ちゃんもファンが増えてきているし、9カ月間ですごく成長したなと思います。

山下 私、入ったばっかりのときは2人に何も言えなかったし、若干2人に対して敬語混じりで喋っていたんです。でもダメなことはダメ、違うとこは違う、良いとこは良いとか、そういうのがちゃんと言えるようになりました。今まで意見言うような人じゃなくて黙って聞いているみたいな人生をずっと送ってきたのですが、MCとかでも前までは考えられなかったくらい喋れるようになったし、この9カ月で自分から喋ったり意見を出したりできるような人に変わりました。家族からも「こんなに喋るんだ!」ってビックリされています。

──山下さんのそういった変化は同期の山口さんも感じていましたか?

山口 彩耶ちゃんは最初の頃に比べるとすごいしっかりしているし、最近喋るのが上手くなったなって思います。話の構成とか、メンバーの話を聞いてから「じゃあ次はコレ行きましょう」みたいなタイミングとか、ホントに喋りも上手くなったなって思います。

山下 ンフフ(喜)。はのんちゃんはホントお姉ちゃんみたいな感じなんです。2個上なんですけど、彩耶のホントのお姉ちゃんも2個上なので。

山口 半年くらい一緒に住んでいた時期があるんですけど、一緒に住んでいるときは彩耶ちゃんが面倒みてくれていた気がする(笑)。ドライヤーしたあとの落ちた髪の毛とかを集めてくれたりして(笑)。

山下 いやむしろなんでやらんの(笑)?

山口 あと北海道の実家から送られてきたラーメンを作ってくれたりして、「優しい~!」ってなりました(笑)。

山下 どっちも家事やらなかったら終わりだからね(笑)。

山口 まあそうだね(笑)。

──今の話を聞いて2人の絆の強さを感じましたが、新体制になるときにお互い相当な決意があったんじゃないかと思います。そのときに話し合ったりはしたんですか?

山下 先輩方が卒業するときにみんな誰とも相談することなく自分で決めたと思うんです。それは私とはのんちゃんも同じで、一緒に(夢アドに)残るとかはそんなに考えてなかったです。でも一緒に残れて良かったなとは思います。はのんちゃんがいなかったら途中で心折れていたかもしれないし……。

山口 う~ん……それは私もある。

山下 はのんちゃんとは話さなくてもテレパシーで伝わるんですよ。何を考えているのかもお互い分かるし、そういう人って友達でもあまりいないと思うので、(この関係性は)なんかいいなぁと思います。

AUTHOR

剛 鎌形


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