FOLLOW US

UPDATE|2020/09/29

アプガ(仮)が雨の上がった日比谷で見せた“らしさ”、新メンバー募集で新時代へ

『アップアップガールズ(仮) ENDLESS SUMMER in 日比谷野音』


 その後も『アッパーカット!』から『ヒート ビート アイランド』まで新旧織り交ぜた代表曲を惜しみなく披露。ベテランの域に達しても、全力投球な姿勢は微塵も変わらない。『アッパーレー』では笑顔でCO2のバズーカ砲をブチかましていく。

 アンコールでは新曲『ソラハレルヤッ!!』を披露。それにしても、なんというタイトルだろうか。というのも、この日の東京はどの天気予報でも雨が確実視されていた。しかし公演が始まる直前になって奇跡的に雨が止まったのである。思えば5年前の日比谷公演も同じように本番直前に急転直下、雨がやんだ。やはり何かを持っているグループだと思わずにはいられない。
アップアップガールズ(仮)
 問題の“重大発表”はアンコール明けのMCで飛び出した。まずは新井愛瞳が、ここ数年の苦労を語り始める。

「今日をもって現体制を終了し、新体制の移行期間に入らせていただきます。思い返してみると、7人から5人に変わるときも“7人がよかったのにな”みたいな言葉が耳に届き、不安に感じたりもしました。それでも私たちは、みなさんと力を合わせてここまでやってきたんです。だから、これからもみなさんと一緒に前に進んで、アップアップガールズ(仮)の可能性を無限大にしていきたいです」

 ここまで涙ながらに語ると、意を決したように新体制の全容を大声で明らかにした。

「アップアップガールズ(仮)、新メンバーオーディション開催決定しました!」

 この瞬間、割れんばかりの拍手が野外の日比谷に渡り響いた。アプガは11年目にして大きく舵を切ろうとしている。そのことをファンは全面支持しているのだ。オーディション対象は「小学校6年生から28歳の女性」とのことだが、やる気があれば受験可能とのこと。すでに公式サイトから応募できるという。

 なお、グループは現体制最後となるアルバム『6thアルバム』を11月10日にリリースすることもあわせて発表。新戦力を加えることで、ますますパワーアップすることは間違いなさそうだ。
アップアップガールズ(仮)
AUTHOR

小野田 衛


RECOMMENDED おすすめの記事