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UPDATE|2020/09/29

アプガ(仮)が雨の上がった日比谷で見せた“らしさ”、新メンバー募集で新時代へ

『アップアップガールズ(仮) ENDLESS SUMMER in 日比谷野音』

アップアップガールズ(仮)が、9月26日(土)に東京・日比谷野外大音楽堂で、現体制最後のワンマンライブ「アップアップガールズ(仮) ENDLESS SUMMER in 日比谷野音」を開催した。ライブは新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮した形で行われ、会場(通常は約3000人のキャパシティ)には、800人満員の観客を集めた。ENTAME nextでは、このライブのオリジナルレポートをお送りする。

【写真】5人体制最後で見せた“らしさ”、アプガ(仮)日比谷ライブの模様【26点】

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「5人で最初で最後の日比谷野音という大勝負。私のアイドル人生をこの野音にぶつけて、おもいきり楽しみたいと思います」(新井愛瞳)

「夏が終わりに近づき、秋の気配が来ていることを感じます。この夏は5人で過ごす最後の夏。そんなことを家で考えていたら、ちょっと悲しくなったけど……。でも、いろいろ考えた結果、この夏を最後まで私は楽しんでいきたい」(佐保明梨)
アップアップガールズ(仮)
 MCでメンバーの口から感傷的なコメントが発せられると、そのたびに会場のファンは複雑な表情を浮かべる。アップアップガールズ(仮)にとっては約5年ぶりとなる日比谷野外音楽堂での単独ライブ。しかし、この9月26日をもって「現体制を終了し、新体制への移行期間に入る」ことがすでに発表されていた。

 では、「現体制最後」とは何を意味するのか? 普通に考えれば、メンバー卒業がもっとも可能性は高い。姉妹グループであるアップアップガールズ(2)やアップアップガールズ(プロレス)からのメンバー移籍や再編成という線も否定できない。あるいはメンバーが結成当初に挙げていた目標「グループ名から“(仮)”の文字を取る」なのかもしれない。いずれにせよ、大きな衝撃を伴う改革がステージ上で発表されるのは明かだった。

 ライブはコロナ騒動前のアプガと同じようにイケイケ&アゲアゲで進んでいく。『OVERTURE(仮)NEO』から『I LIVE YOU』のイントロへと繋げられると、5人は弾けるようにしてステージ上を躍動する。人数制限が徹底された会場に駆けつけたファンは、歓声こそ上げられないものの、大きな拍手でメンバーにエールを送り続けた。
アップアップガールズ(仮)
AUTHOR

小野田 衛


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