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UPDATE|2020/10/04

欅坂46、ももクロ、スマイレージ…クロちゃんが語る“アイドルと改名”「看板を捨てるって大変なこと」

クロちゃん



アイドルグループの改名っていろんなケースがありますよね。もっとも成功したのは「ももいろクローバー」→「ももいろクローバーZ」じゃないかと思う。人数が減ったタイミングで「Z」をつけ、戦隊色を強めることで大ブレイクした。「THEポッシボー」→「チャオ ベッラ チンクエッティ」も攻めた改名で驚きました。キャッチーな響きをあえて捨て、「何それ?」という引っかかりを出そうとしたのでしょうね。

大事なのは落ちぶれて袋小路に入ってからではなく、勢いがあるタイミングで改名に踏み切ること。あとは意味性も大事だと思います。僕は「チームしゃちほこ」→「TEAM SHACHI」の改名はいいと思った。ちょうど彼女たちはホーン隊を入れるなどステージの内容もガラリと変えていて、イメージを一新している最中でしたから。

一方、「スマイレージ」→「アンジュルム」はファンから名前を募集したものの、使わないという高輪ゲートウェイ駅パターンだったんですよね。だから最初は評判もよくなかったんですけど、結果的には大成功だったんじゃないかな。というのも1発目のシングル『大器晩成』でグループのカラーがガラリと変わったじゃないですか。4人時代のキャピキャピしたイメージを捨てて、まるで別のクールなグループに生まれ変わった。改名に伴ってメンバーやファンの意識も変わった稀有な例ですね。

そう考えていくと、欅坂46は今がまさに勝負所でしょうね。今回の改名がプラスに働くことを心から願っています。
AUTHOR

小野田 衛


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