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UPDATE|2014/06/27

ぱいぱいでか美がリリイベで激白、緊張を抑えるためにアレを整えた!?

 その衝撃的な名前とFカップボディでインディーズシーンとネットをにぎわせている「ぱいぱいでか美」。大森靖子の妹分的存在(非公式)として各方面から注目される彼女が、1stアルバム『レッツドリーム小学校』の発売日となった6月25日にdues 新宿にてリリースイベントを開催。貴重なシーンを目撃すべく集まったファンで会場には熱気が充満していた。



契約書に押印するぱいぱいでか美。私服もなかなかのものである

 リリースイベントに登場したでか美は、最近のライブやイベントで着用している、胸元がハート型に空いているセクシーな黒ニット衣装で登場。しかも胸元からはFカップバストを包み込むピンクの花柄ブラジャーがチラ見えしており、会場の2/3を占めた男性ファンの視線を釘づけだ。

 いっぽうで髪型は勝負ヘアスタイルのツインテール。もちろん、でか美が最大のリスペクトを寄せるBerryz工房・嗣永桃子へのオマージュである。ツインテールを止める髪ゴムはピンク、ふわふわのシフォンスカートもピンク、そして足元のスニーカーもピンクでまとめ、アイドルらしさを存分に表現していた。



アイドルらしさとセクシーさを両立させた衣装のでか美

 リリイベ前半のミニライブは、アルバムのリード曲でもある『acid &pi: slash』でスタート。おごそかな感じの音色をバックに静かに佇むでか美の姿には、ハチャメチャで歌って踊れるバンドウーマンというイメージはいい意味で裏切られる。

 そして本編1曲目は『少年』。川本真琴がデビュー前に歌っていたという未発表曲を、でか美のために提供したという楽曲だ。ちなみに歌詞カードには「作詞:ぱいぱいでか美」となっているが、これは「作詞:川本真琴」の誤り。でか美からも「修正テープで直しておいてください」とのメッセージが伝えられた。

 続く『さようなら』と『long vacation』は、いずれも実力派アーティストから曲を提供され、でか美が詞を付けた作品。今回のミニライブでは全楽曲をアルバムから披露したが、序盤はじっくり聴かせるタイプの曲を並べ、彼女のアルト気味なボーカルを響き渡らせた。



ミニライブ序盤は聴かせる曲を並べてきた

 そんなでか美は曲の合間合間でちょくちょく、ステージの上手でしゃがみこみ、なにやら確認している様子。あまりの緊張に曲順が覚えられないため、メモを見て次の曲を確認しているのだという。

 いじらしい彼女の姿に女性ファンから「頑張って!」の声援が飛ぶ。驚くなかれ、この日のリリイベは実に1/3が女性だった。女子高生のファンは、学園祭用に先輩が作った音源に入っていたでか美の曲がキッカケでファンになったとのこと。イベント後には「本当に可愛かったですよね!」と目を輝かせていたのが印象的だった。



曲の合間にいろいろ確認するでか美。この角度は取材じゃなかったら完全に盗撮である

 ミニライブは中盤に入り、ここで披露したのは『わたくしばし ~でか美とほりぼうの横浜ツンツン節~』。両手の指を「ツンツン!」と突き出す振り付けが印象的で、その指でなにをツンツンするのかはさておき、「ツンツン!」のフレーズが癖になりそうなチューンである。

 会場もでか美の振り付けに合わせて指を突き出し、それぞれが自分なりの対象物を思い浮かべながらツンツンしていたようだ。

 この曲が終わって感極まったのか、目頭を押さえて横を向くでか美。ソロ活動を続けてきて、ついに1stアルバムのリリイベにまで漕ぎつけた彼女が、目の前で自分のファンが振りコピしてくれているという光景に感動したのかもしれない。彼女が「泣いてるみたいだけど、ホント、コンタクトがズレただけですから」と語ったのは、強がりの現われだと受け止めておこう。




目頭を押さえるでか美。この後で泣きマネをしてみせたのは内緒だ。

 コンタクトを直した、もとい、涙を拭いたでか美は、「次の曲、一緒にステージに上がってくれる人いませんか!?」と協力者を募る。勇気ある(というかホロ酔いの)男性がステージに上がると、流れた曲は『ぼくがおっぱい大きくしてあげる』。これぞ男子の願望を女子が歌ってくれる、夢のような曲である。ステージ上で2人は見つめ合い、いつしか腕を組むころには、男性諸氏の脳裏に「自分が行けば良かった」という悔恨の念がうずまいていたことだろう。

 曲が終わると、でか美は取材中の記者に対して、「急に水を飲んだり、撮影しづらくてスミマセン」といきなりの声掛けだ。アイドル現場の多い記者はこういったイレギュラーな状況にも慣れているが、でか美が気になってこれからライブ等に初参戦する方は、いきなり自分がさらし上げられる可能性があることを肝に銘じておいたほうがいいかもしれない。



『ぼくがおっぱい大きくしてあげる』でファンと公開腕組みするでか美。次回は記者も一ファンとして参戦したい所存である

 次に披露したのは、彼女ならではのメッセージが込められた歌。バンギャへの警鐘とも言うべき『ノルマ3億年』だ。これは、バンドマンと付き合うと結婚してもらえるまで3億年かかるよ、という心の叫びが込められた哀歌である。でか美の経験が反映されているかどうかは不明だが、「(いまのMCで)笑わなかった女性の方は、身に覚えがありますよね」というでか美のトークが胸に刺さった人もいたかもしれない。

 ミニライブも終盤を迎え、ここのMCではリリイベ前の数日間、極度の緊張に襲われていたことを告白だ。そんな彼女が緊張を紛らわせるためにとった手段は、アレを剃ること。そう、パ○○ンである。自宅のバスルームでパ○パ○にしたとのことで、下着が履きやすくなるという効果を発見し、会場の女性ファンに○イ○ンを薦める始末。MCとしてはぶっちゃけトークもアリだが、手を添えて説明するのは映像的にはアウトなので今後ぜひご配慮いただきたい。



映像だとアウトだが、画像ならなんとかセーフ(なのか?)

 迎えた終盤は、アイドルっぽいステップを踏む動きが印象的な『トキメキ蟻地獄』。彼女がタテノリのステップを踏むたび胸元の空きが広がり、アイドルらしいのかグラドルらしいのか微妙な線で勝負するでか美らしさを感じられる曲だ。

 そしていよいよラストの曲。この後にチェキ会を行なう関係でアンコールなしとアナウンスされたミニライブのラストを飾るのは、ラップ調の曲に載せて超長い歌詞が炸裂する『明日から』。すでに8曲目に入り、でか美の集中力ゲージはほとんどゼロに近づいており、もやは彼女の脳は長い歌詞を紡ぎだすキャパを失ってしまったようだ。

 ここででか美は、アルバムの歌詞カードを見ながら歌うという古典的かつ効果的な手法を展開。ちなみにちょいちょい誤植があるという歌詞カードだが、すでにドーパミンすら使い果たした彼女には、即効性のある強壮剤として最後まで歌い続けるパワーを与えてくれたようだ。



なにやらカッコいいポーズで歌うでか美。しかし手にしているのは歌詞カードである

 なんとか長いライムを紡ぎ終え、その場に崩れ落ちるでか美。「もっとダイエットしなきゃらならないんだよ。でも昨日、焼肉食べちゃった。さっきクロワッサン食べちゃった」と慟哭しつつ、床を拳で叩き続ける。その姿に、「あまりダイエットしたら胸が維持できなくなるよ」と一抹の不安を感じたのは記者だけだろうか。

 このように、ぱいぱいでか美らしさがギュッと詰まったミニライブに、観客は大満足。その後もチェキ会も大盛況だった。今後もライブやトークショーへの参加が続く彼女。いま、シーンの最先端を行くぱいぱいでか美をチェックしておこう!



床を叩いて慟哭するでか美。でんぱ組のライブみたいなどと言ったものなら、もふくちゃんに怒られてしまいそうだ

<セットリスト>

SE acid &pi: slash
M1 少年
M2 さようなら
M3 long vacation
M4 わたくしばし~でか美とほりぼうの横浜ツンツン節~
M5 ぼくがおっぱい大きくしてあげる
M6 ノルマ3億年
M7 トキメキ蟻地獄
M8 明日から



女性ファンとチェキ会で触れ合うぱいぱいでか美。本当に女性ファンが多いのである

<ぱいぱいでか美 1stアルバム『レッツドリーム小学校』>

M1 acid &pi: slash (intro)
M2 少年
M3 トキメキ蟻地獄
M4 明日から
M5 ぼくがおっぱい大きくしてあげる
M6 ノルマ3億年
M7 コマーシャル・スーサイド
M8 さようなら
M9 long vacation
M10 わたくしばし ~でか美とほりぼうの横浜ツンツン節~
M11 acid &pi: slash

ぱいぱいでか美 1stアルバム『レッツドリーム小学校』 2

400円(税別)

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