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UPDATE|2020/10/03

“先駆者”HKT48田島芽瑠、SNSを駆使してソロ仕事を展開「チャンスは自分で掴むしかない」

田島芽瑠



「まさに『年下日記online』は監督さんの作品についてSNSに書いたものを、監督さんが目にしてくださったことがきっかけとなって話が決まったんですよ! こういう貴重な経験を重ねていって、いつかは舞台にも立ちたいな、と思っています」

こんな時代だからこそ誕生したオンラインによる演劇やムービー配信という、新しいエンターテインメントの形。一過性のものなのか、これからひとつのジャンルとして確立していくのかは、まだ誰にもわからないが、間違いなく田島芽瑠はこの世界における「先駆者」の1人となった。

いままでだったら難しかったかもしれない。

オーディションを受けるにも東京に行かねばならないし、稽古や公演の期間も東京でスケジュールをキープされてしまうので、本拠地である博多との距離がネックとなってきたが、すべてがオンラインで完結するので距離や時間はまったく問題ではなくなった。

「そうなんですよね。劇団ノーミーツさんの『門外不出モラトリアム』に出演させていただいたときも、自分の部屋からの参加でしたから(観客はZoomの画面上で展開する演者たちの物語を視聴する)。あのときは照明とかも自分で調整するので、本当に普通の舞台では経験できないようなことまで味わえました。

そういう活動を続けていくうちに後輩たちからも、相談を受けることが増えました。『チャンスをつかむにはどうしたらいいですか?』とか『SNSを上手に活用するにはどうすればいいですか?』みたいな相談をよく受けます。『芽瑠さんががんばっているので、私も負けていられないです』と言われたときには、あぁ、いい意味でグループに刺激を与えることができているのかなって。

もちろん、きっかけは自分で動いたことかもしれないですけど、自分の力で仕事を掴みとってきたわけではないんです。スタッフのみなさんや支えてくださってくださる方々がいてこそ、いろんなことができているわけで、そこは本当にもう感謝しかないです。とにかく最初からあきらめちゃうんじゃなくて、自分でできることってなんだろう?って考えて、動くしかないんだと思います」

AUTHOR

小島 和宏


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