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UPDATE|2020/10/02

【ライブ詳報】ZOCが再始動ライブで魅せた新境地、メジャーデビューも決定

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ZOC再始動ライブ「AGE OF ZOC」



ソーシャルディスタンスのため席間を開けて、声を出しての応援を禁じられた観客がペンライト片手に静かに見守る中、幕が開き、ポージングを決めていたメンバーが一人ずつソロダンスを披露した後、『ZOC実験室』で幕を開ける。切り裂くようなギターリフから大森がシャウトを決め、赤いライトが明滅する中、統制の取れたチームダンスを随所に挟みながら、ドスの効いたボーカルで一気に会場をZOC色に染め上げる。藍染カレンが速射砲のようなラップを撃ち込み、終わり際に各々が「殺せ」を連呼した後、メンバー全員が銃を構え、大森が「生きろー!」と絶叫して宣戦布告。ヒリヒリした不穏な空気の中、続く『SHINEMAGIC』で切迫感のある歌声を響かせる。

 DVの彼氏に決別する『断捨離彼氏』、可愛くなるために整形も辞さない女の子を賛美する『GIRL’S GIRL』と強烈なメッセージを放つ楽曲をキレッキレのダンスと共に届けた後、一転して巫まろをセンターに80年代を彷彿とさせる王道のアイドルソング『チュープリ』でキュートな側面を垣間見せる。

 ここまでの張り詰めたような空気が幻であるかのように、アイドル性を全開にした自己紹介を挟んだ後、マリオネットのような動きから、遊園地のようにドリーミーな空間を構築する『ヒアルロンリーガール』、煌びやかなサウンドに溌溂な歌声を乗せる『イミテーションガール』、アイドルをパロディ化したような歌詞をブリブリの振り付けでマイクリレーする『IDOL SONG』と、華やかなステージングで魅了する。



AUTHOR

猪口 貴裕


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