天真爛漫な笑顔と力強い歌声で活躍中のシンガーソングライター・武田舞彩。元アイドルで、LAに留学していたという過去を持つ彼女は一体どんな可能性を秘めているのか。アイドル時代のことから現在の目標まで話を聞いた。
【写真】笑顔きらめく武田舞彩、撮り下ろしカット * * *──グループで活動していた頃は「アイドル戦国時代」と言われてましたが、その状況をどう見ていましたか?武田 ラッキーだなと思ってました。アイドルだからイベントやラジオといった幅広いお仕事ができたんです。本来は頑固な性格だけど、視野が広くなりました。
──昨年4月に事務所を移籍して本格的にソロ活動を始めました。グループとソロの違いは感じますか?武田 物理的な違いはあっても、心がまえは変わってなくて。以前に所属していたグループは個性が豊かなメンバーばかりで、一人ひとりがヒロインだったんです。私も「自分を見て!」と思いながらステージに立ってました(笑)。今1人だから孤独かと言われたら、そうじゃなくて。スタッフさんの支えもあるので、ステージに立つ人数の違いだけだと思ってます。
──アイドル時代とは違って今は少しトゲのある曲も歌ってますよね。武田 以前は自分のことを言葉で表現するのが得意じゃなかったけど、ソロになってありのままの自分を書こうと思ったんです。
──「ファンが離れるかもしれない」という不安はなかったですか? 武田 イメージしていた武田舞彩と素の武田舞彩が違うかもしれないけど、自分としてはありのままの自分を好きになってほしいし、聴いている人のリアルな感情に寄り添うには、自分もさらけ出さなきゃ共感してもらえないと思うんです。
──アイドル時代、ファンがイメージしている自分とのジレンマはありませんでしたか?武田 ビジュアルだとフワフワしているイメージに見られるけど、内面はマイルドヤンキーというか(笑)。でも、みんな外見と中身って違うと思うので、苦しんだことはありませんでした。