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UPDATE|2020/10/17

そして未来へ…HKT48の次世代エース石橋颯&上島楓が盟友・工藤陽香の卒業を語る

HKT48(左)上島楓、(右)工藤陽香



1期生の兒玉遥&宮脇咲良を筆頭に、2期生のめるみお(田島芽瑠&朝長美桜)、3期生のなこみく(矢吹奈子&田中美久)。彼女たちは早くから注目を集め、最終的には全員がセンターを張っている。

だからこそ、中学生という若さもあって「なこみくの再来」と呼ばれたいぶはるには、近未来センターの期待もかけられていた。

「5期生にとって、いぶはるの存在は大きかったです。公演でのMCも面白かったし、とにかくそこにいるだけで画になる。5期生にとって自慢のコンビだったし、ある意味、5期生にとって大きな武器を失ったな、という感覚はあります」

同じく5期生の上島楓(かみじま・かえで)は5期生全体を眺めながら、そう語る。この夏、19歳になった彼女は5期生の中ではお姉さん的な存在であり、4月にリリースされた新曲『3-2』では初の選抜入りを果たすなど、そのパフォーマンス力も大いに認められているのだが、彼女は選抜入りしてから、ずっと思い悩んできた。

「ありがたいことに選抜入りさせていただいたんですけど、コロナ禍で活動ができなくなってしまった。私は劇場での公演などでのパフォーマンスで力を発揮したかったんですけど、それもできなくなってしまいました。

自粛期間中はSNSから発信することが大切だとはわかっていたんですけど、私、SNSが苦手だったので……このまま選抜として、私はここにいていいのかな? とネガティブになっちゃいましたね。もっとSNSを頑張っているメンバーが選抜になったほうがいいんじゃないか、とか、周りにも申し訳ない気持ちになってきて……」

この連載でも新曲のセンターに抜擢された運上弘菜の苦悩の日々をお伝えしてきたが、せっかく新曲がリリースされたのに、一度もパフォーマンスを披露することなく、何か月も経過してしまったことで上島楓のように「私が選抜でよかったんだろうか?」という疑念を抱いてしまうメンバーが出てきても、たしかに不思議ではない。初選抜の実感もないまま、なにもできずに時間だけが過ぎていってしまうのだから……。

AUTHOR

小島 和宏


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