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UPDATE|2020/10/17

そして未来へ…HKT48の次世代エース石橋颯&上島楓が盟友・工藤陽香の卒業を語る

HKT48(左)上島楓、(右)工藤陽香



約2時間に渡る配信はすべて5期生の手によって作られた。

出演するのも5期生。MCを担当するのも5期生。そして、HKT48の卒業公演では恒例となっているメンバーの軌跡をまとめたVTRも、なんと石橋颯が作ったのだという。

「私ひとりではできませんでしたけどね。みんなに『はるちゃんと一緒の写真を送って!』ってお願いして、いま、お休みしている(長野)雅にも協力をお願いしたら、喜んで参加してくれたのがうれしかった。こういうところなんですよ。個々の気持ちをよくわかっているのが5期生のいいところなんです!」(石橋颯)

このイベントではいぶはるでの歌も披露したが、2人が選んだのはなこみくのオリジナル曲『生意気リップス』。これは「最後なんだから、泣いて終わりたくない」という彼女たちの意志もこめられた選曲だったが、そのパフォーマンスには視聴者の涙腺が崩壊した。

全員が集まることがなかなか難しい状況が続いてきた中、工藤陽香の卒業に合わせて、みんなが力を合わせて、ひとつのイベントを作り上げる。単なる思い出作りではない。これはもう2020年11月以降の5期生のための第一歩。これはきっと、工藤陽香からの同期に対する最後の置き土産だったに違いない。

自信を持った上島楓。

強くなった石橋颯。

そして、他のメンバーもそれぞれに新しい力を備えはじめていることが『はるちゃんを送る会』の画面からひしひしと伝わってきた。

同期がいつでも一緒にいることが当たり前ではなくなってしまったこの時代。大切な仲間を送り出すために集結した5期生たちは、もうすぐ新劇場のステージに再集結する。そこには新しいHKT48の「今」と「未来」がぎっしりと詰まっている。

「建物ができたとき、一度、見学に行ったんですよ。はじめての専用劇場ってだけで感動しちゃって、もう、そこにあるものがすべてすごく見えました。きっと、どこにでもあるものなんだろうけど、みんなで『これもある、あれもある。これもすごくない? あれもすごいよね!』って(笑)。もうワクワクしかないです!」(石橋颯)

でも、新劇場にとって、もっとも「すごいもの」になるべきなのはメンバーの成長した姿。それを5期生が体現してくれることに、見る側としても、もうワクワクしかない。

(つづく)

【あわせて読む】可愛すぎるHKT48の13才コンビ石橋颯&工藤陽香「去年の夏はスライムばかり作っていました」
AUTHOR

小島 和宏


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