ベイビーレイズレイズが7月13日、自身最大規模となるワンマンライブを日比谷野外大音楽堂で開催。この夏に1万人の署名を集められれば悲願の日本武道館公演を開催するとサプライズで発表されると、メンバー全員が絶叫した。
そのサプライズが発表されたのはアンコールだった。この日、日比谷野音は2200名の満員御礼となり、人気上昇ぶりを実感させたベイビーレイズだが、公約の日本武道館公演にはまだ道のりが長いことも感じさせた。
武道館公演の実現に闘志を燃やすベイビーレイズ
この日、まだ日が明るいうちに夏モード全開の衣装で登場したベイビーレイズは、序盤から『恋はパニック』、『暦の上ではディセンバー』、『ベイビーレボリューション』」などの人気曲を連発。さらに、7月2日に発売したばかりの1stアルバム「自虎紹介」から新曲も続々と披露した。客席中央にはサブステージが設置され、メインステージとのあいだの長い花道をメンバーが何度も走りぬけ、会場全体にベイビーレイズの魅力をアピールしていた。
ライブ中盤ではサブステージにマイクスタンドを設置し、バラード曲の『涙の名前』を初披露。客席のほぼ中央に設置されたステージを360度から観客が見守る場面には、日本武道館公演の実現を信じて応援し続けるファンとの信頼関係が見て取れるようだった。
さ らに5曲連続のメドレーでデビュー曲『ベイビーレイズ』が始まると会場の熱狂は最高潮に。アルバム収録の新曲『チャリンコアイドル』では三輪車やマ マチャリでステージを回るなどアクロバティックなパフォーマンスも見せ、ラストは最新シングル『ぶっちゃけRock'：n はっちゃけRoll』で絶頂を迎えたままステージは幕を下ろした。
ステージに設置した虹のオブジェに込めた願いが通じたのか、この日の日比谷野音は日が時折射しこむ天気に恵まれた
日本武道館公演という究極のサプライズが披露された場面では、デビューからの苦労を知るファンの中には涙する人の姿も。ラストでは、メンバーも会場も涙ぐみながら『TIGER SOUL』を熱唱し、灼熱のステージは終わりを迎えた。
会場には先輩グループ『9nine』のメンバーも姿を見せ、後輩のパフォーマンスを応援。この日比谷野音は、2012年8月19日に開催された「野音の9nine」にて、ベイビーレイズがオープニングアクトを務めた場所でもある。その9nineは8月21日に初の日本武道館公演が決定しており、ベイビーレイズはまさに先輩の足跡を追いかけているところだ。
そもそも今回の日比谷野音ライブも、3月～4月の東名阪ワンマンライブツアーで1500名以上を動員することという条件を達成し、開催された。1万人の署名というハードルははるかに高いものとなるが、今の勢いで行けば達成は決して夢ではないかもしれない。
会場入り口には、SKE48/乃木坂46の松井玲奈から贈られたキュートなお花が飾られていた
<ベイビーレイズ TOUR 2014 「虎ベリング-THE TRIAL TO BUDOKAN-」>8月14日(木) 広島 ナミキジャンクション
8月15日(金) 愛媛 松山サロンキティ
8月18日(月) 福岡 DRUM LOGOS
8月19日(火) 大阪 梅田AKASO
8月26日(火) 宮城 仙台CLUBJUNKBOX
8月27日(水) 札幌 札幌CUBEGARDEN
8月29日(金) 愛知 名古屋ELL
8月30日(土) 石川 金沢AZ
「虎ベリング-THE TRIAL TO BUDOKAN-」ファイナル～デビュー2周年記念ライブ～
9月19日(金)／20日(土) 東京 東京キネマ倶楽部
オールスタンディング 3900円（税込）drink別／小学生以上要チケット／1人4枚まで
ファンクラブ会員先行受付7月16日18時よりスタート。チケット一般発売8月5日より。
■オフィシャルファンクラブ「吾輩は虎である」http://babyraids.lespros.co.jp/ 
