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UPDATE|2020/11/14

「アイドル界に歴史を作りたい」クロちゃんがアイドルフェスを初主催、開催までの苦悩と希望

クロちゃん



ただ、出演したアイドルの笑顔が僕にとっては救いでした。ライブがなかなかできない中、ファンはもちろんだけど当のメンバーだってフラストレーションが溜まっていたはず。今回は出演しなかったけど、番組で共演しているラストアイドルのメンバーからも「なんで私たちも呼んでくれなかったんですかー?」とか言われて、それもうれしかったな。

もちろん出演者はすべて僕のお気に入りグループで固めました。出演順にも頭を悩ませましたね。普通はこのメンツなら芸能界でのキャリアなどを考慮して、まねきケチャやアップアップガールズ(仮)あたりがトリになるでしょう。だけど今回はあえてTask have Funにした。なぜならファンに「新しい風」を感じてほしかったからです。

結成当時のTaskはメンバーも中学生で、それこそ腕が取れちゃうんじゃないかと心配するくらい躍動感あふれるステージングでビックリさせられました。そんな彼女たちも高校生になり、つんく♂さんプロデュースのもとで次の段階にステップアップしようとしている。今すごい勢いで変化しているTaskだからこそ、アイドルの未来を提示できるんじゃないかと考えたんです。パワーバランスみたいな事情は僕のフェスに持ち込みたくなかった。

他の出演グループもそれぞれ素晴らしかったです。細かい感想は僕のツイッターをさかのぼってチェックしてほしいんですけど、特に印象に残ったのは、花いろは from ワンダーウィードとワンダーウィード天かな。もともとワンダーウィードという同じグループだったんだけど、今年の2月に、2組に分裂したんですね。

2組のお披露目がちょうどフェス前日にあったんですけど、またそれが全力投球で素晴らしかった。それで逆に僕は不安になっちゃったんですよ。燃え尽き症候群みたいになっているんじゃないかって。ところがフェス当日の彼女たちは前日を上回るような気合のパフォーマンスしていたから、圧倒されました。ぜひ注目してほしいグループですね。

AUTHOR

小野田 衛


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