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UPDATE|2020/11/18

NMB48吉田朱里、卒業直前のラストメッセージ「ずっとやりたいと思っていたセンターの座」

NMB48 吉田朱里


──吉田さん自身もこの歌詞には共感していますか?

吉田 私自身は「恋なんかNo thank you!」と思ったことはないですけどね(笑)。ただ、NMB48の卒業が決まってから後輩メンバーがすごく可愛く思えたり、スタッフさんの優しさをすごく感じたり、いろんなことに温かさを感じているので「そんなに優しくされたら、まだまだ(NMB48に)居たくなっちゃうやん!」という名残惜しさと今回の曲の歌詞はリンクしていると思います。

──やはり名残惜しいんですね。

吉田 はい。もちろん自分の将来とか「卒業後はこんなことがしたい」というのは決まっているので、未来にはわくわくしています。でもNMB48は10年間過ごした私のホームであり、もはや体の一部みたいなものなんですよ。同期のほとんどが卒業した後も後輩メンバーと絆が結べたし、後輩を見て「みんな頑張ってるなぁ。可愛いなぁ」ってつくづく今思うし。10年間当たり前だった1つひとつが「これも今日で最後か」と終わっていくのはやっぱり寂しいです。

──ではその「可愛い後輩」への思いを聞かせてください。

吉田 後輩にはめちゃめちゃ期待していますし、そのぶん心配もしています。NMB48って10年間ず~っとピンチって言われ続けてきてそれでもなんとか這い上がってきたグループなので(笑)。私たちがNMB48でやってきたことを生かしてくれたらうれしいけど、それよりも変化を恐れずに自分たちが作りたいグループを作っていってほしいです。守ってほしいものもあるけど、昔とはメンバーも入れ替わっているわけですから、初代の形は意識せず、自分たちなりの個性を磨いていってもらえたら。

──逆に「守ってほしいもの」とは?

吉田 ファンのみなさんとの絆、NMB48らしい熱さ、感謝の気持ちと謙虚さ。そして面白いことを全力でやる! あと継続すれば絶対に形になるからそれは守ってほしいですね。
CREDIT

取材・文/左藤 豊 撮影/南 伸一郎


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