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UPDATE|2020/12/05

寺本莉緒、初主演映画『別に、友達とかじゃない』で感じた「映像の難しさ」

寺本莉緒 撮影/松山勇樹

2017年に女優デビューし、2018年に行われた「ミスマガジン2018」では「ミスヤングマガジン」を受賞した寺本莉緒。11月16日〜21日まで一週間限定で公開された映画『別に、友達とかじゃない』では秋谷百音、植田雅と共に主演を務めた。今回、そんな寺本が映画のことや自身のことなどを赤裸々に語ってくれた。(3回連載の1回目)

【写真】自身が演じた恵麻の服装で登場した制服姿の寺本莉緒

──初の主演映画『別に、友達とかじゃない』で寺本さんが演じるのは東京に憧れを持っている女子高生の恵麻という役柄。広島から上京した自身の過去と重なる部分もあったのではないでしょうか。

寺本 私は自分の夢を周りに語るような性格ではなかったので、そこは恵麻ちゃんと似ているなと感じました。私自身、中3の途中で上京すると決まって、行く直前に友達に言いました。あと、みんなに意見を言われたときに、バーッと言い返すところも共通しています。

──脚本の北川亜矢子さんが、主演の3人と面談をして当て書きしたそうですが、かなり寺本さんに近いキャラクターだったということですね。

寺本 そうですね。わりと恵麻ちゃんは頑固で、素直な性格なのに、それを不器用だから出せていないところがあるんですけど、そこも私と一緒で。初めて脚本を読んだときは、「こんなにも見破られていたのか!」と思いました。

──寺本さんは舞台経験が豊富ですか、舞台と映画の演技の違いは感じましたか?

寺本 全然違いました。何度も同じシーンを違うカット割りで撮影するんですけど、1回目よりも2回目は上手くいかなかったみたいなことが、けっこうあったので、映像の難しさを感じました。演じながら「こういう風に伝わったらいいな」という思いがあったんですけど、完成した映画を観て伝えきれている部分と、もっと違う伝え方もできたかなと思うところもあって、そこはスキルアップしていかないといけない部分です。

AUTHOR

猪口 貴裕


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