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UPDATE|2020/12/02

川島海荷×新井郁インタビュー後編、仲良しだけど憧れ合う「根っこが地味」な2人の関係性

(左から)新井郁、川島海荷 撮影/松山勇樹

12月2日(水)から浅草九劇で公演が始まる舞台『PINT』。女優・川島海荷が自ら企画を提案し、盟友であり女優の新井郁と2人で舞台に立つ。また、脚本・演出は数々のバラエティ番組などを手掛けるオークラ氏が務める話題作だ。後編となる今回は、川島と新井の関係について語ってくれた。

【写真】『PINT』で2人舞台に挑む、新井郁&川島海荷

──お2人は2015年に知り合ったそうですが、第一印象はいかがでしたか?

新井 私のほうは昔からテレビや映画で知ってますので、「あ! 川島海荷ちゃんだ……」ってなるじゃないですか。私の中で知名度のある女優さんって脚を組んで自信満々のイメージだったんです(笑)。でも海荷は常に不安を抱えているような「私なんて……」みたいなタイプでそこに親近感を覚えて好きになりました。その日、がっつり心を掴まれたのは、初対面なのに飲み屋さんで「私は本当に友達がいなくて」って全く気取らずに話していたんです。

川島 根暗……というか地味なんだろうね(笑)。

新井 そう。根っこが地味……(笑)。

──初対面でも素をさらけ出せたってことですよね。

川島 そうですね。知り合う前に、あられ(新井)ちゃんの舞台を観て、すごく魅力的な女優さんだなと思っていて、機会があったら仲良くなりたいと思っていたんです。実際に話してみると、自分にないものを持っている人だなと思って、すごく惹かれました。私は自分をアピールするのが苦手なんですけど、だからこそ遠回しに「全然友達がいないんだけど」って攻めをしていたんだと思います。

新井 攻めだったんだ(笑)。


AUTHOR

猪口 貴裕


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