日本のトップコスプレイヤー・えなこほか、インスタグラビアの女王・似鳥沙也加などが所属する事務所としてここ一年で一気に注目度を高めているPPエンタープライズ。
そんな話題の事務所に所属するコスプレイヤーたちに私服での撮り下ろしとインタビューを実施。今回はブシロードが展開するDJ×アニメ×ゲームの新プロジェクト「D4DJ」に出演するなど、活動の幅を広げているつんこにコスプレイヤーとしての転機とDJとしての一面を聞いた(3回連載の3回目)。
【写真】“美形コスプレイヤー”つんこの私服撮りおろし【17点】──世間にコスプレイヤーの存在が認知され始め、つんこさんも世に出ようと模索する中、何が突破口となったのでしょうか?つんこ まだフォロワーが少なかったときに、わざわざ海外からオーダーメイドした衣装があって、届くのにも時間がかかったし、英語で表示されたサイズを理解するのにも苦労したんです。ようやく届いて、「今年の冬の作品撮りです」って感じで写真をツイッターに載せたんですよ。それを見た私よりも圧倒的にフォロワー数の多かった知り合いのレイヤーさんから「購入先を教えてくれない?」と連絡が来たので、サイトを教えたんです。そしたら、私のつぶやきを見ているのにも関わらず、同じ衣装を購入して「作品を作ります」って告知をしていたんです。そんなことあるんだ、って心にきてしまって……。
──確かにそれはグサっときますね……。つんこ でも、そこで落ち込むのではなく、逆に「負けてられねー!」と。この人よりも有名になって、冬の作品を出す前にフォロワーも超えるぐらい頑張らなきゃと思ったんです。「こんちくしょー!」みたいな(笑)。そこから自分を上手く見せなきゃって意識して、こう見せたらセクシーだぞ、こういう雰囲気が可愛いだろう、といろいろ試すようになりました。
──一気に火が付いた状態になったんですね。つんこ 毎日うるさいぐらい朝昼晩で自撮りを投稿していましたね(笑)。ツイートが伸びているレイヤーさんの写真を見て研究もしました。私自身、昔から自分は王道ではないという自覚があって、どちらかというとイロモノ寄り。万人にウケる存在ではないので、自分の武器はなんだろうと考えて、おっぱいが大きいことを主に見せていこうと。世の中が全て巨乳好きではないことも分かっていましたけど、自分の顔よりも、おっぱいを好きな人が多いだろうと胸を意識して見せるようになりました。
──自分の武器を有効活用しようと(笑)。結果はどうだったんですか?つんこ そうやって意識的にツイートをするようになったら、冬のコミケまでにその方のフォロワー数を超えることがでいたんです。それで「っしゃー!」って叫んだ記憶があります。そこからSNSの使い方とか見せ方をより意識するようになりました。
──いわばプロ意識が芽生えたと。くだんのレイヤーさんに感謝ですね(笑)。今所属しているPPエンタープライズに移籍して何か変化はありましたか?つんこ めっちゃしっかりしなきゃって、より思うようになりました。今まではコスプレにしてもDJにしても、たまにやって、それでお金をいただいているという感覚。一生の仕事にはできないなという中途半端な気持ちでした。実はL’erable時代に1年間ぐらいOLもやっていたんですよ。
──コスプレとは関係のない会社ですか?つんこ 全く関係なかったです。コスプレのことは会社にも話していて、コスプレ+会社の収入でやっていたんです。でも会社勤めはストレスも溜まるし、コスプレ活動にも制限が出てしまうので昨年5月で辞めました。これからはコスプレとDJで食べていかなきゃいけない。ちゃんと自分の足で立たなきゃいけないって改めて思いましたね。