――趣味であったコスプレが仕事になったのは何かのタイミングがあったのですか?
宮本 当時の事務所の先輩にコスプレイヤー/占い師の渚(現:マジョノカ渚)さんがいらして、渚さんと一緒に2016年の東京ゲームショウでKADOKAWA GAMESさんの公式コスプレしたのがキッカケです。
――コスプレを仕事にするというのはどうでした?楽しい気持ちもありつつ、プロフェッショナルに徹しないといけない部分もあって。
宮本 すっごい難しかった。「仕事楽しい~!!」ってテンションが上がり過ぎちゃってって、楽しい気持ちを抑えきれずちょっと舞い上がってしまって(苦笑)。けど渚さんはシッカリ“キャラになって”スッ!と立っていらしたので、これはダメだ!と、楽しい気持ちを抑えて渚さんをジッと見ながら「これがプロの仕事かぁ」と勉強していました。あと、えなこさんとお仕事をご一緒する機会が増えたことすごく大きかったですね。この当時、コスプレを職業にする発想自体がそもそもなく、楽しいことだけをもっとしたいな!という気持ちしかなかったので、えなこさんがコスプレを通じて作品の魅力をさらに強く伝えていて。私もコスプレを通じて、いただいた仕事に対して実力以上のものを出せたらいいな、という気持ちに変っていったんです。