――そういえば、今年は久々によきゅーんさんも『週刊プレイボーイ』(集英社)さんで、PPEの一員としてコスプレ姿を見せていました。
よきゅーん いやぁ~、もう仕事でしかコスプレができていません(笑)。これは編集者さんから「出た方が面白いですよ」って言われて、それなら……と決めたのですが、ある種戦略的にやろうと思ったんです。私が出て「なんだ!?」となる方が面白いし、唯一無二じゃないですか。他社さんがやれないことをやれば、業界的に話題になるし、ファンの方も面白がってくれるんですよ。やはり社長が出るのは珍しいからか、中刷り広告に「社長もいるよ!」って書いてありました(笑)。
――確かに社長自らグラビア参加はキャッチーですね(笑)。
よきゅーん そういうキャッチーさを面白がって頂き貢献できるのなら、私もなんでもやれますよ。こういうのをファンも面白がってくれるだろうって。私、ファンも含めて会社だと思っていて。例えばイベントに出た時も、うちの子の撮影をしている横で、私はファンの方々に話や意見を聞きながら市場調査をして、その意見を活かしていこうとしているんです。こうしてファンの方の声を聞くことで、「一緒に育てていこう!一緒に成長していこう!」という絆が生まれやすくなると思うんです。なにせ、私たちは共にこれまで虐げられてきたオタクですからね(笑)。私たちみんなで、コスプレで世界へと行くぞ!!という気持ちを持っていきたいですね。これは私たちオタクによるコスプレ村の農民一揆なんです。
――オタクとPPEによる天下統一への道のりが始まりますね。
よきゅーん 一体何が天下なのかはわかりませんが(笑)。ただコスプレイヤーのブームを生み出せたこと、ちゃんとした数字を残せたことは、日本の長い芸能の歴史の中での一日分ぐらいにはなったんじゃないかなと思っているんです。芸能の歴史にもうあと何本か爪跡は残してやろうと燃えています。