実際、主演を務めた日比野はドラマに挑んだ日々を振り返って「監督にボロボロに怒られて（西村瑠香と）2人で泣きまくったこともあったし……。正直、青春高校のお仕事でこれ以上大変な撮影はないんじゃないかと思うほどでした」（竹書房『Top Yell NEO 2020～2021』P110）と語っていることから、いかにハードな現場だったかが伺えます。
さらに脚本も土屋亮一氏、西条みつとし氏、根本宗子氏、冨坂友氏、福田卓也氏と演劇好きなら「おおっ！」と胸が高まる面々が担当。第1話は土屋氏担当回だったのですが、ミステリー作品ながらもいかにも『ウレロ☆』シリーズを手掛けてきた彼らしい笑いどころが随所に盛り込まれていて、細部まで目が離せませんでした。
なお佐久間氏はテレ東プラスのインタビューで「最終回まで観れば“アイドルドラマだと思ってナメてたらこんな着地するの!?”って驚くと思いますよ」（テレ東プラス「企画・佐久間宣行×構成作家・矢野了平 対談！ 数々の災難、お蔵入りの危機を乗り越え......「あなた犯人じゃありません」が放送されるまで」 ）と自信も。青春高校のファンの人はもちろんですが純粋にミステリー作品として楽しめるこのドラマ、今後の展開が気になって仕方ありません！
