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UPDATE|2021/01/20

池脇千鶴主演『その女、ジルバ』久本雅美、草村礼子、中田喜子が語る“人生を楽しむコツ”

東海テレビ・フジ系『その女、ジルバ』ナマコ(久本雅美)、ひなぎく(草村礼子)、エリー(中田喜子)


――ダンスのご経験はありましたか?

中田 私、日舞は踊れますが、洋舞は経験がないんです。

草村 でも音楽に合わせて“キメ”ができるっていうのは、やはり日舞をやっていらっしゃるからよね。

久本 中田さんの日舞、ぜひ見てみたいですね!

中田 慣れないこともあってか、実は最初のダンスシーンで親指の爪が折れてしまって。今、接着剤で応急処置をしているんです。

久本 えっ! 初めて知りました。

中田 少し血豆になっていて。靴が合わなかったのかな?

久本 本当にお強い、現場で何も言われてなかったから…。

――長きにわたり芸能界で活躍してきた皆様の“人生を楽しむコツ”を教えていただけますでしょうか。

中田 「私なんか」と自分を卑下するような言葉はNGと思って生きています。“誰かが見てくれている、ひとりでもいいから見ていてくれている”と思いながら、女優を続けている気がします。あとは、自分の年齢を数えないこと。それが歳を取らない秘訣だと友人が教えてくれました。

草村 私は自分の年齢を名前言うように伝えます。歳の話はやめようという意味で。

久本 なるほど。

草村 あとは“相手の人の命を削るようなことは言わない”ということでしょうか。例えば「元気そうですね」って言われたら「おかげさまで」と言うのですが「お疲れですか?」と言われると、ちょっと嫌なんです。なるべく元気にしていたいですし、まわりの方に「草村さん、いつも元気ね!」と言っていただけることがエールになっています。

久本 私は「62歳ですけど、何か問題でも?」という感じで、自分の年齢はギャグにしています。心がけているのは“ああ言えばよかった、こうすればよかった”ではなく“ああ言えて良かった、こうやって良かった”と思える生き方に近づくこと。我を張るのではなく、いい意味で強くならないと。クヨクヨしない、グタグタ言わないようにしています。

草村 久本さんは普段からお仕事でもリーダーシップをとられているから、皆がついていきやすいように軽やかに“クヨクヨ”を排除するのは毎日の習慣なんでしょうね。だからなのか、久本さんが現場にいらっしゃったときに“来た!”って思うの。風が吹くような感じがありますね。

久本 “来た!”って、人を妖怪みたいに(笑)。

草村 言い方が悪かったかしら?(笑)

久本 いやいや、嬉しいです! 人と比べても仕方ないですし、自分と向き合って磨いていくしかないですよね。

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