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UPDATE|2021/01/28

池脇千鶴主演『その女、ジルバ』草地稜之が語る人生の変化「半年前までは就活をしていた僕が…」

東海テレビ・フジ系「その女、ジルバ」左からJUZO(草地稜之)、くじらママ(草笛光子)

放送初回に「オトナの土ドラ」シリーズ最高視聴率を獲得、連ドラ9年ぶり主演の池脇千鶴の等身大の演技が共感を呼んでいる『その女、ジルバ』。第3話では、中田喜子演じるエリーの涙に「もらい泣きしてしまった」「演技に感動した」という声が続出するなど、主演の池脇を筆頭とした出演者達の熱い“役者魂”に胸を打たれる視聴者が続出している。

【関連写真】池脇千鶴の徹底した役作りが話題に、『その女、ジルバ』場面カット

ドラマのメイン舞台で池脇千鶴演じる笛吹新の人生を大きく変える超高齢熟女BAR「OLD JACK&ROSE」は、“大正から昭和に移り変わる頃に流行したダンスホール”をイメージして作られた。ステンドグラスが施された窓や、年季の入ったグラス、灰皿などの小物が並び、レトロな雰囲気を醸し出す。また「OLD JACK&ROSE」の看板はもちろん、店名の入った美術スタッフお手製のコースターやマッチも用意されている。

今回は、そんなBAR「OLD JACK&ROSE」の常連客で、くじらママ(草笛光子)に憧れる“ババ専”男子・JUZO役の草地稜之に、撮影現場の印象や草笛とのエピソード、役への思いを聞いた。

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――20代の草地さんから見た、BAR「OLD JACK&ROSE」の印象は?

草地 初めてこのセットを見た時は感動しました。スタッフさんが0から、見えない部分まで工夫してこの世界観を作りあげたことへの驚きが一番強かったです。僕はプライベートでBARに行った経験がないというのもあって、このセットのレトロな雰囲気がとても新鮮で、まるで“異空間”のように感じました。店の外にはお酒の空き瓶なども置かれていてリアリティも感じられるんですよ。どこか暖かみを感じますし、居心地もとても良いです。

――JUZO役をどう捉えていますか?

草地 JUZOは同年代の女子には全く興味がない熟女好きの大学生。草笛さん演じるくじらママになついている“子犬系男子”です。常連になるほどなので、くじらママに会いたい一心でバイトを頑張る姿が想像できて、可愛らしい役だなと思っています。自分の悩みや本心を伝えられる相手はなかなかいないと思うので、人生経験豊富な熟女の皆さんがいるBARに通いたくなるという点は、JUZOに共感できますね。

――草笛光子さんと共演されての感想は?

草地 僕にとっては、大女優・草笛光子さんなので、最初は貫禄に圧倒されて、緊張してしまいました。ただ想像していたよりもずっと優しい方で、撮影が進むにつれて休憩時間もよく、お声をかけていただいております。昨年のクリスマスの時に草笛さんが現場に「Jingle Bells(ジングルベル)」の音楽が入ったオルゴールを持ってこられていて、とても可愛らしい一面もお持ちだなと感じました。現場での立ち振る舞いも本当に見習うべきところばかりで、草笛さんを身近で見ているだけでとても勉強になりますし、とても好きになっています。

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