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UPDATE|2021/02/21

タブレット純が語るムードコーラスの深遠なる世界「戦後の騒乱期の芸能界はハチャメチャだった」

タブレット純 撮影/山上徳幸



「ムードコーラスを今から聴いてみたい!」という初心者に向けて、タブレット純先生が特別レコメンド! シチュエーション別にオススメの曲を教えてもらった。

【ロマンティックな気分に浸りたい夜】
和田弘とマヒナスターズ『回り道(今日は遅くなってもいいの)』……タイトル通り、家に帰りたくない恋人たちがグルグルと回り道をする歌詞。ギューッと胸が締めつけられるような切なさがありますよね。

【勉強・仕事のBGMに最適】
マヒナスターズ『有楽町で逢いましょう』……ムードコーラスってラウンジミュージックとして機能しているので、なにか作業をしているときのBGMとして流すのに適しているんです。この曲って実は歌詞も大して意味なんてないから、そこもBGMとしては最高(笑)

【落ち込んでいるので自分を鼓舞したい】
ザ・キングトーンズ『グッド・ナイト・ベイビー』……サビの部分で急にリズムが速くなってダイナミックに盛り上がるから、自然と聴いている人のテンションも上がるはず。バンドらしいサウンドが無条件にカッコいいです。

【寝る前にベッドで静かに流したい】
原みつるとエリートメン『ここは東京六本木』……ボサノヴァ風のサウンドが静かに優しく眠りへと誘ってくれます。寝るとき以外でも、リラックスしたいときにはお薦めの1曲ですね。

【パーティタイム! BBQで爆音を!】
ジョージ山下とドライ・ボーンズ『おさけ』……ファンキーなナンバー。ラテン風味のパーカッションと激しいギターで場が盛り上がること間違いなしです。歌詞もお酒のことを「きちがい水」と言ったりしているから、今じゃ絶対に放送できないと思う(笑)。

【後編はこちら】タブレット純がムードコーラスに魅せられた人生を語る「幼少期から変わり者だという自覚はあった」

(Profile)
たぶれっと・じゅん:1974年、神奈川県生まれ。幼少期からAMラジオを通じて古い歌謡曲やムードコーラス、GSなどに心酔。高校卒業後は古本屋や介護職の仕事をしていたが、27歳のときに和田弘とマヒナスターズのメンバーに。グループ解散後はソロ活動のかたわら、お笑いの世界にも進出。ムード歌謡漫談という新ジャンルを確立し、テレビやラジオなどでマルチに活躍している。最新シングルは『東京パラダイス』。

▽『タブレット純のムードコーラス聖地純礼』
出版社 : 山中企画
発売日 : 2020年10月21日
価格:2200円
AUTHOR

小野田 衛


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