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UPDATE|2021/02/19

映画『あの頃。』原作者・劔樹人×監督・今泉力哉が語る「ただ泣ける系の映画をつくる気はない」

(C)2020『あの頃。』製作委員会

ハロー!プロジェクトを応援する若者たちの青春群像を描いた映画『あの頃。』が、2月19日に公開される。主演のアイドルオタクを演じるのは、結婚を発表したばかりの松坂桃李。今回は映画公開を前にして、原作本『あの頃。 男子かしまし物語』(イースト・プレス)著者の劔樹人と今泉力哉監督が特別対談を実施。知られざる舞台裏と作品に懸ける想いを語りつくしてくれた。(前後編の前編)

【写真】「松坂桃李は三枚目のオタクにもなれる天才」松坂桃李ら、映画『あの頃。』の眩しい登場人物たち

──「昔のアイドルファンの生態」という内容は、大衆に向ける題材としてはマニアックかもしれません。どういう経緯で映画化が決まったんですか?

今泉 僕は「この原作の映画化、興味ありませんか?」と映画会社から持ち込まれた立場なんです。だけど踏み込んだ話をいきなりすると、実はこの原作本『あの頃。 男子かしまし物語』は以前にも映画化の話が持ち上がっていたらしくて。だからマニアックどころか、相当な争奪戦が水面下で繰り広げられていた可能性もあります(笑)。劒さん、そのへんは実際どうだったんですか?

劔 今回の映画化は2017年に決まったものなんですけど、最初に「映画にしたい」という話が出たのはたしか2015年じゃなかったかな。今回と違う映画会社、違うスタッフによる立案だったんですけど。

今泉 原作を読ませてもらって、これを映画にしたら面白いものになるだろうな、という感触はありましたけど、だけど細かい部分……たとえば楽曲をどれくらい使えるかとか、どれくらいの予算を割けるかとか、そういった部分で調整が大変だろうなとも考えていました。それで難航したのでは。低予算では難しい題材というか。

AUTHOR

小野田 衛


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