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UPDATE|2021/02/17

二軍からのスタート、STU48の“透明な原石”石田千穂、加入からセンターまでの軌跡を振り返る


そもそも、STU48に娘を送り込んだのは父だった。

石田「アイドルになりたかったから、家族全員でオーディション雑誌をチェックしていました。そんななか、お父さんが『瀬戸内に48グループができるらしいよ』と教えてくれたのがきっかけでSTU48に入ることになりました。仕事の送り迎えをしてくれるだけじゃなく、ドラマが大好きな母は、『ドラマとか決まらないの?』と聞いてきます(笑)。兄は、私の活動に対しては何も言わないけど、送り迎えだけはしてくれるんです」

そんな家族に対して、娘は形に残る恩を返してきた。父の日や母の日のプレゼントは欠かさない。最近だと、父には靴下を、母にはピアスを手渡した。

石田「昨年、事務所(ツインプラネット内女優・俳優セクションの「ワイルドプラネット」)に所属させていただいたんですけど、女優部門なので、ドラマに出演できたらお母さんもすごく喜んでくれるだろうな」

アイドルとは、愛される存在だ。ファンはもとより、家族から愛されなければ、アイドルを名乗る資格はない。とすれば、石田にはアイドルの資質が十二分にある。昨年1月にはソロコンサートを東京で開催したが、アイドル性の高さを存分に見せつけた。

昨年12月には写真集『檸檬の季節』も出版した。グループ初のソロ写真集であり、初めての水着にも挑戦した。

石田「高1でSTU48に入ったから、ファンの方が驚いていました。『こんなに大人になっていたとはビックリ』って(笑)。水着を着ないものだと思っていたので、めっちゃダイエットしました」

石田には口癖がある。「感謝の極み」がそれだ。ファンがいないとアイドルは成立しない。このご時世、無観客で公演することもある。

石田「さみしいです。有観客のライブでファンの方に会いたいです。“感謝の極み”はSHOWROOMの貢献ランキングで1位になってくださった方に毎回言っている言葉です。なぜ使い始めたか? 感謝が極まったからです(笑)」

昨年、エンターテインメント業界は動きを止められた。それでも何かをしないといけなかった。石田は「おうちほ」公演と銘打って、自宅で踊る動画を配信した。根底に感謝の念があるから、動かずにはいられないのだろう。

最後に聞いた。次のシングルが発売されるなら、どこに立ちたい?

石田「できるのであれば……センターを継続したいです。できるように頑張ります!」

【あわせて読む】STU48 福田朱里、可憐な『セーラームーン』ウェディングドレス姿を公開


▽『独り言で語るくらいなら』
2月17日に発売となったSTU48 6枚目のシングル。石田千穂がシングル表題曲センターを務めるのは初。
AUTHOR

犬飼 華


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