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UPDATE|2021/02/14

アイドルwithコロナ 看護師&事務所社長、二足のわらじアイドルに聞く「少しでも休んだら食われる」

社長として事務所とレーベルを運営する里咲りささん(左)/看護師としても働く桃里れあさん(右)

2度に渡る緊急事態宣言をはじめ、新型コロナウィルス対策によって大打撃を受けるエンタメ界。中でも特に影響を受けているのが、ライブを活動のメインに置くライブアイドルや、ファン参加の撮影会などを多く開催するグラビアアイドル達だといわれている。ファンとの1対1の会話、握手、チェキ撮影など、武器である“接触”が避けるべき行為になり、この1年、大きく活動を制限されたことで、解散や引退という道を選んだ人も少なくない。

一方、現状を悲観するだけでなく、前へ進もうと模索している人達もいる。今回はそんな人達の中から、演者と事務所社長という二足のわらじを履く里咲りささん。グラビアアイドルでありながら看護師としても働く桃里れあさんを取材し、リアルな“コロナ渦の活動”に迫った。

【別カット】看護師姿の桃里れあさん&ライブで圧巻のパフォーマンスを魅せる里咲りささん【9点】

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まず話を聞いたのは、グループ活動を経て、現在はソロで活動する里咲さん。2017年には、キャパ2000人のZepp DiverCity TOKYOでの単独公演を成功させるなど、活躍する一方、自ら事務所とレーベルを立ち上げ、アイドル達のサポート活動も行っている。通常であれば、ライブやイベント出演は、年間100本程という彼女。しかし昨年の緊急事態宣言を前に、予定していたものは全て白紙に。この1年の(リモートを除)出演本数は0となり、メディアへの出演もほぼリモートで対応するなど、状況は大きく変化した。収入面でもイベントが軸であったため、窮地に立たされた。

そんな中、「皆が動けない時だからこそ、エンタメで元気になって欲しいと、逆にアクセルを踏みこみ、新しい手を打とうと思った」と、苦しいながらも、配信ライブ、配送不要の写真データ、ボイスデータなどデジタル商品の物販、リモートサイン会などに早くから挑戦した。それらはあくまで従来の活動の代替策だったが、結果的にこれまでとは違った“出会い”にも繋がった。

その一つが、遠方に住み、普段はなかなか会場に足を運べない人達との出会い。九州や沖縄をはじめ、さらには国境を越え、台湾やメキシコからの応援も。また「興味はあったものの、実際に足を運んだことはなかった」という人達が、配信という気軽さから視聴し、そこからファンになってくれた、というケースも多かったという。

ただ収益的には、従来の水準に戻った訳ではなく。自らが運営する事務所の状況も同様で、「生きるか死ぬか。後ろからハイエナが追ってきていて、いま少しでも休んだら食われる」感覚だという。国からの融資などを受けつつ、「資料を作りまくって、(リモートで)営業しまくって、商談しまくっている」とのことで、別企業とのコンテンツ制作をはじめ、これまでとは違った新規事業を開発しながら、日々をしのいでいる。

「新しいことをやらないと潰れると思っていて、例えコロナが収束しても、以前からの形態でやっていたら長くはないと感じていて。新しい可能性を先に探れた人が勝ちだと思っているので、2023年、2025年くらいを見据えて、模索している」といい、これからも戦いは続きそうだ。

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