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UPDATE|2021/02/20

“元バイトAKB”プロレスラー上谷沙弥が“ビッグダディの娘”林下詩美に挑む「武道館で人生の大逆転を」

上谷沙弥 写真提供・スターダム



一度、フォール勝ちをしただけで評価が大きく変わるほど甘くはない。じつは2月に入ってから、上谷沙弥は毎週のように新しい大技を試合で披露してきた。試合ごとにアップデートされていく姿をファンは連日、見せつけられてきたわけで、その延長線上に林下詩美からのフォール勝ちがあった。衝撃的な新技だったが、これが本当の隠し玉だったとしたら武道館まで使わなかったはず。ということは、武道館でさらなる新技が出るのではないか……そんな期待値の積み上げ作業で、上谷沙弥はファンからの「否」の声を徐々にひっくり返してきたのだ。

「詩美さんには練習生のころから面倒を見てもらっていたんですけど、常に私の先を走っている存在でした。昨年、2人でタッグのベルトを巻きましたけど『詩美あっての上谷』という見られ方をしているのは、私も感じていました。でも、もう負けたくない! 度肝を抜くようなプロレスを見せて、最後は私が赤いベルトを腰に巻きます!」

プロレスラーになってからだけの話ではない。

アイドルを目指しながら、屈辱を味わい続けてきた日々もすべて含めて「武道館ですべてひっくり返す!」。元バイトAKBメンバーは日本武道館という晴れ舞台で、人生大逆転のヒロインの座を掴めるか? 女子プロレスの未来の鍵はそこにある。

【前編はこちら】“元バイトAKB”上谷沙弥がレスラーになった理由「実はNGT48のオーディションも受けていた」
AUTHOR

小島 和宏


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