――コスプレイヤーとして本格的な活動を始めたのはいつ頃ですか?真中 4年間務めたアパレルのお仕事を辞めた後です。たまたま知り合ったカメラマンさんから、ちゃんとした活動をしたら仕事になると言われて。それをきっかけに、自分で写真集を作って、撮影会とカフェイベントを自主的に開催して、それが収入の3本柱になりました。
――コスプレの仕事1本でやっていたんですか?真中 並行してメイド喫茶で働いていました。オタク文化に目覚めてから可愛いものが好きになって、その当時はメイド喫茶の全盛期だったので、休日は一人で秋葉原の「めいどりーみん」なんかに行ってたんです。それで自分もメイド喫茶で働きたいという憧れがあって、会社を辞めたタイミングで「1年間だけメイド喫茶でアルバイトをしたい」と親に相談しました。
――わざわざ親に相談したんですか?真中 当時は実家に住んでいましたし、厳しい両親だったので、一応許可を取ろうと思ったんです。でも猛反対されたのでケンカして、家を飛び出して上京しました。ただ、私も大人だったので1年間でOLに戻ろうと心に決めて、秋葉原のメイド喫茶をいろいろ回って、一番女の子のクオリティが高くて、雰囲気も良かった「ぴなふぉあ」というお店で働き始めました。
――夢だったメイド喫茶で働いてみてどうでしたか?真中 私にとっては青春でした。メイド喫茶の中で地下アイドルみたいな活動もしたんですけど、みんなで朝練して、終わったらサイゼリヤに行って、メイド喫茶で働いた後は日高屋に行って、うちに泊まる。そんな毎日が楽しかったんですよね。年下の子が多かったんですけど、メイド喫茶の友達とばかり遊んでいました。学生時代は部活しかやっていなかったので、そんな生活が新鮮でしたね。
――地下アイドルではどんな活動をしていたんですか?真中 お店の裏にステージがあって定期ライブをしたり、アイドルイベントで新宿などのライブハウスに出たり。ただ骨折しちゃって、すぐに私は脱退したんです。ぴなふぉあも当初の予定通り1年間で辞めて、その後は人材派遣関連の会社に就職して3年間勤めました。
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