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UPDATE|2021/03/22

注目の若手俳優・ゆうたろうが振り返る半生「服と出会って初めて"外"に興味を持てた」

ゆうたろう 撮影/友野雄



――どういうきっかけで「サントニブンノイチ」で働くことに?

ゆうたろう 広島で2日間限定で「サンニブ」がポップアップショップをやる機会があって、お姉ちゃんに誘われて行ってみたんです。そこで、初めて自分のお金で服を買いました。3,800円のスウェットで、その服はいまだに家にあります。それからもう古着にどハマりして。元々、洋食屋でアルバイトはしていたんですけど、月に一回そのお給料を持って、大阪にある「サントニブンノイチ」に行って古着を買って……、そんな生活を半年くらい続けていました。「サントニブンノイチ」で服と出会って、初めて"外"に興味を持てたというか。その後、オーナーさんに声をかけてもらって、スタッフとして働かせていただくことになりました。

――そして、気がつくと芸能界デビュー。自分が芸能事務所に入ることは想像がつきましたか?

ゆうたろう 全く。当時、学校っていう1つのコミュニティに属するのが苦手だったので、どうなるんだろうっていう気持ちはありましたけど、実際に入ってみたら今の事務所がすごく自分に合っていて。いい意味でタレントとスタッフの間に壁がなくて、家族みたいに接してくれたのが救いでした。事務所自体、元々アーティスト以外は男性タレントが所属していなかったので、入ったものの一体どういう仕事をするんだろうって思っていたし、僕自身やりたいことが特になかったので、最初は頂いたお仕事をひたすらがむしゃらに分からないまま頑張るという感じで。でも、それが楽しかったですね。

――初めてのテレビ収録は緊張しませんでしたか?

ゆうたろう 本当に初めての収録のときは全然緊張しなくて。撮影とか収録の現場にいるときは、自分の中のキャパシティを超えてファンタジーの中にいる感覚だったので、そんなに緊張しなかったんだと思います。ただ楽しんで臨んでました。

【つづけて読む】「無理そうだったら諦めよう」軽い気持ちで始めた演技の仕事…俳優・ゆうたろうが涙を流した日

▽ゆうたろう
2016年、ショップ店員から“可愛すぎる美少年”モデルとして芸能界デビュー。 2017年からドラマや舞台で精力的に俳優活動を行う。現在放送中のドラマ『青きヴァンパイアの悩み』では桐山漣とW主演を務める。

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