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UPDATE|2021/03/22

「『この世界にいていいんだ』って思った」俳優・ゆうたろうが涙を流した日

ゆうたろう 撮影/友野雄

ドラマ『青きヴァンパイアの悩み』(TOKYO MX)で桐山漣とW主演を務める俳優・ゆうたろう。これまで『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』など話題作に出演し、着々と俳優としてステップアップしている彼だが、芸能界に入る前は引きこもりだったという過去を持つ。今回、改めてその半生を振り返ってもらった。
(3回連載の2回目)

【写真11点】『青きヴァンパイアの悩み』では吸血鬼を熱演、ゆうたろうの撮り下ろしカット

――ゆうたろうさんはデビュー当初、"謎の美少年"と紹介されることが多く、肩書きも曖昧だったかと思います。

ゆうたろう そうですね。自分でも肩書きを名乗るとき、「ショップ店員だけど、もうモデルやってるし、タレントもやってるし……」と悩みました。でも、この仕事って色々できてナンボだし、自分の可能性を見出せる環境なので、今でももっと手広くやっていきたいなとは思っています。

――そんなゆうたろうさんは現在では「俳優」という肩書きが印象強いと思います。そんな俳優として一番最初に出演したのが舞台『初恋モンスター』でした。

ゆうたろう 演技をするのも初めてだったので、最初は「一度全部ちゃんとやってみて、無理そうだったら今後は諦めよう」という軽い気持ちで始めました。舞台って練習中に演出家さんから怒鳴られるようなイメージだったんですけど、みなさんすごく優しくて。この作品のおかげで、本当に0の状態からうまくスタートできたなって今でも思っています。モデルの仕事だと、長くて1日とか自分1人で簡潔してしまうことが多いんですが、俳優となると、長い時間共演者のみなさんと一緒に過ごすので、自然と仲良くなって友達も増えてきて。すごく居心地の良さを感じたし、「この仕事楽しい!」って思いました。


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