――この記事を通じて、つぼみ大革命を知る方も多いと思います。改めてどんなグループかの紹介をお願いいたします。糸原 これはもう9人それぞれ、面白担当、ビジュアル担当、一見静かそうに見えて実は一番変な子……ホンマ一人ひとり全然キャラが違うんです。絶対一人はみなさんの好みのタイプに当てはまると思うので、「誰かはハマるから見て!」と自信を持って言えます。
あとはお笑いもアイドルも100%でやっているステージは本当に大きな武器やと思います。コントパートもアイドルパートも全力100%で振りきってやっています。
――失礼な言い方ですが、とても「THE W」でハチャメチャな美容室コントをやっていた人たちとは思えないぐらいのパフォーマンスの切れ味ですよね。糸原 それはもう、振り入れの時はおふざけを完全封印して、1曲に5~6時間、2、3日かけてジックリと身体に馴染ませているおかげやからと思います。練習の時はホンマ全然おもろないつぼみになっています(笑)。見た目もキャラもホンマにバラバラで。ですけど、パフォーマンスの時は団結しているので、そのギャップも楽しんでほしいですね。
――ライブを彩る楽曲も非常に、色彩豊か……と言いますか、とにかくバラエティに溢れていますよね。糸原 曲の種類を大きく分けると3パターンほどあって。まずは王道のアイドルソング、カッコよさ全開の曲、そしてふざけ倒している曲。これがつぼみの楽曲の特徴です。とは言っても私たちが歌詞を書く機会が多くて、どうしても可愛らしいザ・アイドル!な曲を書こうとしても、ちょっと笑いの要素が入ってしまうんですよね(笑)。
――つぼみ大革命が手掛ける歌詞は、みなさんの実体験がベースになったものが多いそうですね。糸原 はい。例えば、私たちがライブのチケットを手売りしている時の気持ちを歌った『TE・U・RI』や、タイトルそのままの『バイトやめたい』はホンマにみんなが体験したものをそのまま歌詞にしています。
こういう泥臭い世界観の歌、アイドルからすればタブーな内容じゃないですか。けど、インパクトがないせいで「もうええわ」と聞き飛ばされるよりは、つぼみやからこそ歌える曲なら、ガンガン泥臭い一面も出していった方がええ!とにかく歌詞で惹きつけよう!って、この2年はストレートな言葉を書くことが増えました。
しかも、そういう普段言われへん歌になればなるほど歌詞づくりが捗って、メンバーから意見がバンバン出てくるんです(笑)。逆に恋愛の曲になるとみんな経験が全然ないから書けへんくて、色んな作詞家さんにお願いしています(笑)。
――アハハ!とはいえ、『ノーテンキパラダイス』、『笑DNA』のようなインパクトの強さからもアイドルらしさがちゃんと滲んでくる歌が数多くあるのが、つぼみの魅力だと自分は思います。糸原 ありがとうございます! 私たち、お笑いも全力!と言いつつ、やっぱアイドルですので!
(後編へつづく)
【後編はこちら】つぼみ大革命の糸原沙也加が、同居人・3時のヒロイン福田麻貴の素顔を明かす「赤ちゃんみたい」▽糸原沙也加
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