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UPDATE|2021/03/10

『その女、ジルバ』草笛光子、品川徹クランクアップ「一仕事も二仕事も終えた気分」サプライズのキスも

草笛光子、品川徹

放送初回に「オトナの土ドラ」シリーズ最高視聴率を獲得、連ドラ9年ぶり主演の池脇千鶴の等身大の演技が共感を呼んでいる『その女、ジルバ』。40歳の主人公・笛吹新(池脇)をはじめ、年を重ねても女性たちがそれぞれの幸せを模索しながら生きるリアルな姿が「泣ける」「元気をもらえる」と、回を重ねるごとに視聴者の共感の輪が広がっている。

【関連写真】池脇千鶴の徹底した役作りが話題に、『その女、ジルバ』場面カット

40歳のリアルと前向きに生きる熟女BARの面々を描き多くの共感を呼んだ今作も、いよいよ今週が最終回。先日、全ての撮影が終わり、草笛光子、品川徹からクランクアップコメントが届いた。

最後の撮影は、BAR「OLD JACK&ROSE」のフロアで行われた。静かに思い出を語りながらダンスする、バーのママであるくじらママ(草笛光子)とマスターの蛇ノ目幸吉(品川徹)の姿、そしてステージの陰からその様子を見つめている新の心象を描いた場面だ。音楽も生演奏で行われ、最後まで場の雰囲気を大切にする演出に力が注がれていた。ダンス指導の先生のもと、草笛と品川がステップとポージングを何度も確認しながら踊ること数時間。大ベテラン2人の円熟味あるラストカットに監督からのOKが出ると、2人はホッとしたような表情を浮かべ、スタジオは拍手に包まれた。

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クランクアップ後の挨拶で、品川は、「一仕事も、二仕事も終えたような気分です。本当にありがとうございました。監督をはじめとする、全てのスタッフの皆様に心から感謝します」と感慨深くコメント。すると、突然、草笛が「ちょっと頬っぺた貸して」と、品川の頬にキスをすると、驚きながらも照れる品川の姿が印象的だった。

品川へのサプライズで最後までチャーミングな姿を見せた草笛は、「バーのママ役だったので、皆様と長くスタジオにいることができて楽しかったです。本当に素晴らしい方ばかりで、自由に肩肘を張らずに演じることができました。池脇さんとの共演は初めてでしたが、情が移ってしまってちょっと困るくらいです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶。

池脇も「よろしくお願いいたします」と丁重に応じた。さらに草笛は、「いつもより衣装も派手にしていただいて、だんだん自分がいつもと違う印象になっていくのが面白かったです。ママという派手な役でしたが、同時にきちんとしていなくてはならず、その両面を楽しんで演じました。支えてくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました」と締めくくった。

早くも「ジルバロスが怖い!」といった声も聞こえてくるなど、その行方が大注目の最終回。「OLD JACK&ROSE」はどうなってしまうのか?新、スミレ(江口のりこ)、バーの面々に待ち受ける未来は? 笑って、踊って、転んだらまた笑って…人生楽しまなくちゃ!ジルバの世界を心ゆくまで楽しんで欲しい。

◆第10話あらすじ(3月13日放送)
2020年10月。世の中の状況が一変、「OLD JACK&ROSE」もまた、客の足が途絶え静まり返っていた。そんな中、新(池脇千鶴)は41歳の誕生日を迎え、店ではきら子(草笛光子)やエリー(中田喜子)らおなじみのメンバーがささやかに誕生パーティーを開いていた。その時、幸吉(品川徹)がゆっくり口を開く。「みんなに話したいことがある」新たちに待ち受ける未来は――? 人生はいくつになっても輝ける!すべての頑張る人々へエールを贈る最強エンターテインメント、涙と笑いの最終話!

【あわせて読む】『その女、ジルバ』草笛光子に聞く「人生半ば過ぎてきた女性ばかりだから、必ず面白い話に」

 


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