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UPDATE|2022/09/15

小雪が12年ぶりに映画主演、作品モデルの盲ろう者の大学教授・福島智さんのコメント&場面写真が解禁

映画『桜色の風が咲く』

小雪が12年ぶりの主演を務める映画『桜色の風が咲く』が11月4日(金)より、シネスイッチ銀座、ユーロスペース他にて全国順次公開することが決定した。この度、本予告編と場面写真が一挙解禁。さらに東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー分野教授、福島智よりコメントが到着した。

【写真】小雪が12年ぶりの主演『桜色の風が咲く』の場面写真8点が解禁

本作は、9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも世界で初めて盲ろう者の大学教授となり、東京大学の教授として教鞭をとっている福島智の幼少期から大学受験までの姿を描いた映画。

幼い頃からやんちゃで明るく、自身の可能性を諦めない智を支え、母としてのたくましさを得ていく主人公・令子を演じたのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』ほか多くの作品に出演する小雪。本作の脚本を読むなり出演を熱望し、12年ぶりに主演を務めて新境地を拓く。智役に、気鋭の若手俳優・田中偉登(『朝が来る』)。愛すべき楽天的な姿とともに内面の深さをも体現した。夫・正美役に吉沢悠。ほかに、リリー・フランキー、朝倉あき等が顔を揃える。

本作のモデルとなった、東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー分野教授、福島智は「私、福島智は今、59歳。母・令子は今、89歳。私は東京で妻と、母は神戸で一人で、おかげさまでまずまず元気にすごしています。この映画は、私のごく幼いころから、20歳ころまでの母と私の歩みを描いた作品です。シナリオを20バージョン以上も拝見し、いろいろと感想や意見をお伝えしました。また、母・令子役の小雪さんや智役の田中さんたちとも直接お会いして、雑談もまじえながら、点字や指点字の練習を一緒にしました。なので、私の心の中にはこの映画が鮮やかに息づいています。

実話に基づいているとはいえ映画ですので、さまざまな脚色やフィクションは当然含まれています。それでも、幼いころの義眼のエピソードや運動療法に取り組んでいた時のエピソードなど、事実に基づいていることも少なくありません。

ただし、小雪さんは母よりも指が細く、背がずっと高い。セリフもすっきりした東京言葉で、関西のおばちゃん言葉ではない。だけど、共通点もあります。それは、『生きるパワーがある』ということです」とコメントを寄せている。

【あわせて読む】小雪が12年ぶりに映画主演、盲ろう者の大学教授・福島智の生い立ちを描く

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