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UPDATE|2024/02/21

Fカップシンデレラガール・西野夢菜、SNSも未経験…普通の少女がグラビアアイドルになるまで

西野夢菜 撮影/田中健児

一昨年11月末に『ヤングジャンプ』誌上のグラビアでデビューを飾ると、“色白もち肌“と素朴な愛らしさを武器に数多くの紙面をにぎわし続けている西野夢菜。昨年はグラビアにとどまらず舞台・ドラマに出演し非凡な演技力を見せ、日ごとに大きなポテンシャルを開花させている。次代の新星はどのようにしてこの世界に飛び込んだのか? これまでの道のりについて聞いた。

【写真】西野夢菜の透明感あふれる撮りおろしカット【10点】

──改めて幼少期はどのような子だったかうかがってもいいですか?

西野 子どもの頃は勉強のできる子で、中学生の頃は生徒会で副会長をやったりと、絵に描いたような優等生タイプだったんです。ただ、常に今の自分に満足いかないと言いますか、「こうでなければ!」と自分に求めるレベルが高すぎて、理想の自分に追いつけないと思うたびに落ち込んでしまっていて。

その繰り返しのせいで、自分に自信が持てなくなって、何事も人に合わせて自分の意見も言えませんでした。それに、誰からも好かれて、みんなから良い子だねと言われることが一番良いことだと思って、周囲の顔色をうかがいながら生活していました。

──その頃は芸能界への夢は持っていたのでしょうか?

西野 ニコニコ動画が大好きで、ゲーム実況や歌ってみた・踊ってみたを毎日見ているうちに、人前で「私のやることを見てもらって、喜んでもらえる人になりたい」という、華やかな世界への淡い想いは芽生えていましたね。

でもその頃に習字で将来の夢を書いたときは「イラストレーター」にしていました。もともと少女漫画が大好きで、いつも乙女チックな絵を描いていたんですよ。

──ではもともと考えていた進路は美術系?

西野 いや、高校は料理や裁縫が学べる家政科に進もうと考えていました。授業で服を作ってファッションショーを開催すると聞き、面白そう!やってみたい!と思っていたんです。実際に進路相談でそう切り出したところ、塾の先生と両親から「普通科に進みなさい」と勧められてしまって(笑)。

私も「どうしても行きたい!」と、強く言うほどでもなかったので、同じ高校の普通科に進みました。行ってみると普通科も楽しかったのですが、やっぱり家政科のファッションショーを見た時は、「やりたかったなあ」って少しだけ後悔しましたね。

──高校卒業後、美容の専門学校に進まれるのは、家政科に進めなかったことへの反動なのでしょうか?

西野 それも少しありますが、一番の理由はすごく安直で、東京に行きたかったから(笑)。このままでは一生地元から出ないままの人生だなと思ったんです。どうすれば両親は東京行きを許してくれるのか? を考えた結果、「東京のこの専門学校に行きたい!」と言えば、「仕方ないね」となるはずだって。

母と姉がともに看護師なので、当初は私も看護を学ぼうと考えていたのですが、2人の働き方を見て同じ様にはできないなと気づいて。それに、メイクや美容について学びながら華やかな世界の裏側にも携われるなと思い、美容専門学校に進もうと考えました。

AUTHOR

田口 俊輔

CREDIT

撮影/田中健児


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