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UPDATE|2024/05/18

グラドル麻倉瑞季「グラビアを性産業でも崇高な芸術でもない、女の子の素朴な魅力を捉えたもの」

麻倉瑞季

SNSでの奔放な言動や文章センスが話題を呼び、Abema TVの報道番組ではコメンテーターとしても出演しているグラビアアイドルの麻倉瑞季。彼女の「可愛い」というプライドが形作られた、故郷・長崎での思い出やグラビア活動への向き合い方を聞いた。(前後編の前編)

【写真】「ミスヤングマガジン賞」を受賞麻倉瑞季の撮り下ろしカット【14点】

――昨年秋からWEBサービスのnoteでも記事を書きはじめました。1本目の投稿で、長崎県での学生時代のことや表現者になるこだわりをつづっていました。

「表現者には昔から憧れと尊敬を抱いていました。そのきっかけはアニメだったんですが、実は、幼少期はマンガやアニメをそこまで見せてもらえなかったんです。でも、夕方にテレビでたまたま見た『マギ』にどハマりして、その同じ枠で放送されていた『ハイキュー‼』にハマって…その2作品がオタクへの道の始まりでした。その後『リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)』は深夜アニメだったんですが、なんとか両親を説得して、より私のオタク道が深まって行った感じです」

――中高時代の強烈なクラスメイトの影響が大きかったとnoteで書いています。

「私の学校は中高一貫だったんですが、私の故郷では中学受験するからといって必ずしも勉強に自信がある子、というわけではないんです。ただ、その中でも私は勉強がそこそこできる方、という自信があったんですが、そのクラスメイトの存在でプライドをへし折られちゃって…(笑)。

彼女は中学生なのに英語がペラペラな上に、行動力もあってスイスの国連事務局に行ったり、高校に上がると『ガンジス川を詠んだ詩に感動したからインドに行く』と本当に現地に留学して、貧しい方々のためにファッションイベントを立ち上げたり、自信だけはあって、これまでのほほんと生きてきた私にとって、彼女との出会いは衝撃だったんです」

――麻倉さんはその頃どんな高校生だったんでしょう?

「中学の頃は勉強が得意だったんですが、高校に上がると平和活動などの課外活動に時間を割くようになったんです。そうすると、勉強への意欲が下がったのか成績が下降しましちゃって…(笑)。でも、なぜか国語は中学時代からずっと苦手だったのに、逆にその頃から点数が上がって模試でも9割を切ることがほとんどなくなりました。それで『自分は文章を書くのが得意かも』と思い始めました」

――9割はすごい!さすがですね。

「それでも論述より暗記の方が得意で、暗記でカバーできる古文漢文で点数を稼いでいたようにも思います。あとは…自己肯定感が人生最高レベルに高かった時代でもありました。田舎で垢ぬけた子が少なかったのと、勉強くらいしかやることがなくて、そちらに全振りする子ばかりだったので、“私は地元で一番可愛い!”と天狗になっていた時代です(笑)」

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