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UPDATE|2024/09/28

水着写真が1千万バズ!身長180cm「デカ女ブーム」の旗手・ウクライナ出身 美女コスプレイヤーを直撃

撮影/松山勇樹


――こだわりはありますか?

アニャさん こだわりというか、コスプレをする際にメイクをすごく頑張らないといけなくて…。例えば3Dゲームのキャラクターである2Bは、割とヨーロッパ人の顔に近いので、彫りが深くてもコスプレしやすいです。私の好きな作品は日本人顔のキャラクターばかりなので彫りの深い顔だと難しい。なので日本人の顔に近づけるのが腕の見せ所ですね。

――日本とヨーロッパのコスプレ文化の違いがあれば教えて下さい。

アニャさん ヨーロッパのコスプレ文化でいうと、キャラクターの衣装を着てかわいく笑っているだけでハッピーなんです。自分のやりたいようにやるし、やりたくない細かいことはしない人が多いですね。その文化を見てきたので日本でコスプレを始めて、X(旧Twitter)で知らない人に「なんで手袋してないんだ!わかってないのか」と言われたこともあります。日本はオタク先進国だからコスプレのレベルが高いし厳しいなと思いました。

――全然違いますか。

アニャさん 日本のコスプレをする人たちはキャラクターを再現する際にもどういう表情やポーズでやるのかと研究していて、こだわりの強さを感じています。あと、びっくりしたのが今年の夏コミ(夏開催の「コミケ」)に参加したとき、すごく暑くて汗だくになって大変だったんですよ。なのに日本人は汗を書いていない人が多くても、なにかすごい技術を持ってるんじゃないかと(笑)。

――なるほど(笑)。では日本の好きなところを教えてください。

アニャさん 安心安全なことですね。夜歩いてても大丈夫だし。電車で強盗される危険性も少ない。それに1人で映画館や喫茶店に行けることも!ウクライナの友達に1人行動のことを言ったら「鬱なの?」と言われます(笑)。あと、ヨーロッパだと、働いた後は仕事を全部忘れて夜ご飯のことを考えるんです。日本の生活は仕事もそうだしプライベートも忙しい人が多いですよね。自分以外の社会のことをみんなが考えているし、忙しいのに自分の生きがいを極めていったり、他人のことを考えるのはすごいです。

――日本の忙しさについて具体的に、なにかエピソードはありますか?

アニャさん スイスに住んでいる友達から「来月日本に行くからずっとガイドしてよ」と連絡が来たときに私は「来月、忙しいから難しい」と返事をしたんです。そうしたら「ずっとガイドできないぐらい忙しいって何?」とすごくショックを受けていました。日本に来る前の私なら気持ちはわかりましたが…それぐらい日本人化したなと感じますね(笑)

【後編はこちらから】戦禍を避けて…日本でレイヤーに「ウクライナでは大学院まで理系、オタサーの姫でした」

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