「さしさんが気にかけてくださって、私のキャラを拾いあげてくれたからなんとかなった部分は大きいし、それでも私がダメすぎて、さしさんに呆れられてしまった時期もありました。なによりもさしさんが卒業するとなったとき、ファンのみなさんも『これからコンサートのMCはどうなるんだ?』ってザワついたじゃないですか? それでも、みんなでなんとか穴を埋めようとがんばってきた。
もちろん、さしさんの穴が埋まるはずもないんですけど、こうやって新しい形ができたわけじゃないですか? だから、私が卒業したら、絶対に誰かが飛び出してきてくれるはずだし、そこから新しいHKT48の形ができればいいんですよ。それこそ11周年を迎えたときに、そういうHKT48を見ることができたら、きっと私は『あぁ、1年前に卒業してよかった』って思えるんじゃないかなと思います」(後編へ続く)
【後編はこちら】村重杏奈が語る卒業とお調子者の私「HKT48にいることで自分のことが好きになれた」