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UPDATE|2022/02/17

吉田莉桜、人見知りが“日本一かわいい女子高生”になるまで「スクールカーストは下の方でした」

吉田莉桜 撮影/西邑泰和



──プライベートでSNSは頻繁にやっていたんですか?

吉田 ほぼやってなかったです。だから勝手も分からずで、人気のある子との差がすごくて、それでメンタルをやられて、こんなにきついなら辞めたいと思いました(笑)。でも親が意外にガチで、「ちゃんとやりなさい!」って何度も怒ってくれたので、自分なりに最後まで頑張ってファイナリストに残ることができました。たぶん親の応援がなかったら、途中で心が折れていましたね。ファイナリストになったときも実感が湧かなかったんですけど、まさかのグランプリになって、自分でも「おかしくない?」って思いました。

──それまで前に出るタイプではなかった訳ですしね。

吉田 学校で注目されるような存在ではなかったですし、スクールカーストで言えば下の方。だから余計におかしくない? って気持ちがありました。

──オーディションのことは友達に言っていたんですか?

吉田 誰にも言ってなかったんですけど、SNS審査の最中にバレ始めて。「莉桜、高1ミスコンに出ているよね?」と聞かれても、「何それ?」みたいな感じで知らないフリをして(笑)。グランプリに選ばれて学校中に知られて、ようやく「実はそうなんだよね」と白状しました。

──注目度の高いオーディションで、メディアでも大々的に取り上げられたので、学校中が大騒ぎだったんじゃないですか?

吉田 すごかったです。違うクラスから私を見に来る子も多くて、お手洗いは授業中しか行けない、みたいな。私は今まで通りの生活をしたかったから、なかなか状況についていけなかったです。ただクラスでは「莉桜がグランプリに選ばれたから何なの?」みたいな感じで、特別扱いしないで、いつもと変わらず接してくれたので、クラスメイトに恵まれました。

──いつまで東京と地元を行き来して活動していたんですか?

吉田 高校3年生になるタイミングで上京したので、1年半ぐらいは地元と東京を行き来していました。なので両立は大変でした。なるべく単位を落とさないようにギリギリのラインでやっていたんですけど、仕事がテスト期間と被ることもあって。ただ理解のある学校だったので、いくつかの科目は補修などでサポートしてもらいました。

──高校生の時点で、この世界でやっていこうという意志は固まっていたんですか?

吉田 全く固まっていなかったです。とりあえず今は目の前のことをやろうと頑張っていましたけど、他にも自分がやりたいと思えることがあるんじゃないかなと思っていました。上京後も高校を卒業するまでは、他の道を探りながら活動していましたけど、結果的に一番自分の中でやりたいと思ったのが、このお仕事だったんです。

>>後編はこちら

(取材・文/猪口貴裕)

▽吉田莉桜(よしだ・りお)
2002年2月20日生まれ、長崎県出身。
Twitter :@r5i6o7
Instagram :yoshida_rio_official
CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/西邑泰和


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