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UPDATE|2022/04/07

中2の母親・益若つばさと考える子供へのウクライナ戦争の伝え方「何かを“悪”にする教え方をしたくない」

(C)AbemaTV,Inc.

「ABEMA NEWSチャンネル」にて平日夜9時より生放送中のニュース番組『ABEMA Prime』。4月6日(水)夜9時からの放送では、4月から番組MCとしてレギュラー出演するモデルで商品プロデューサーの益若つばさが登場し、子どもにウクライナ戦争をどう伝えるべきかを議論した。

【写真】子供に戦争をどう伝えるかを考えるパックンと益若つばさ【3点】

番組では、ウクライナ侵攻について、子どもにどのように伝えるべきなのか?過激な映像や情報との適切な距離感とは?について考えた。

子どもが中学2年生の益若は「残酷な映像によって、成長期の子どもに影響を与えてしまうのでは?という意見はすごくわかる。かといって蓋をしてしまい、“なかったこと”のように教えることは違うとも思うので、正解がなく難しい」とした上で、「今の状況で言うと、私は『ロシアが悪い』というような何かを“悪”にしてしまう教え方をいけないと思っている。ロシア軍の中には、自分の家族を守るためにやりたくもない戦争に駆り出されている方がいる。だから、一概に“悪”だと決めつけて息子に教えたくない。命を大切にしなければならないことは当然のことなのに、戦争が起きてしまう現実があることや、見る側面によって敵が違うことを、ゆっくり時間をかけて息子には教えたいと思っている」と思いを語った。
 
また、議論・報道するだけで終わらない番組を目指すため、その日に話し合ったテーマについて、“答えを出す”時間を4月より新設。この日は、「子どもに戦争をどのように伝えるか?」について、番組の最後に振り返った。

益若は「答えを出す時間なのに申し訳ないけど、子どもに対して戦争をどのように伝えるか?という答えをすぐに出す必要はないと思う。子どもに対して、『どのように伝えたらいいのかわからなくて、親も悩んでいるんだよ』と伝えて、一緒に考えていくことも大事」と語った。

2児の父親のパックンは「ショッキングな映像を『あれは死体なんだ』とストレートに子どもに解説することで、“死とは何か?”“戦争とは何か?”について想像を膨らませることができるし、それによって議論に参加できる子どもに育つと思う。むしろ、『両親が隠していたこんな事実があったんだ』と、いつか知った時の方が、ショックがより大きいのでは?」と話した。

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