俳優・神尾楓珠主演、西野七瀬がヒロインの映画『恋は光』が6月17日(金)に全国公開される。神尾は“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生を演じ、西野は彼に片思いする幼馴染に扮する。今回、2人に『恋は光』での共演エピソードや「俳優」という仕事について、話を聞いた。
【写真】映画『恋は光』で初共演した神尾楓珠×西野七瀬の撮り下ろしカット【21点】──『恋は光』は、神尾さんと西野さんの低いトーンの演技が印象的でした。神尾 西条はいままで演じたことのないキャラクターで、しゃべり方も含めて自分にはない部分が多かったので、最初はなかなかコツを掴むことができませんでした。原作を読んで頭の中でイメージを描きながら、微調整しつつ演じていくなかで、自分なりの西条を演じることができたのかなと思います。
──私生活はどんなトーンで過ごしているんですか?神尾 「落ち着いてる」とよく言われるんですけど、その種類が西条とは違うのかもしれません。僕は西条のようにかしこまることができないから(笑)。
──西野さんの場合、北代のトーンが実際の西野さんに合っているのかなと思いました。西野 最初は、監督のイメージする北代を表現できなくて悩んでいたんです。だけど、私が神尾くんと雑談しているところを見ていた監督が「いましゃべっている感じで北代を演じてみて」と言ってくださって。その通りにしたらしっくりきたんです。お芝居する時は役によって自分を変えていたけど、今回は普段の自分でいいんだと気づきました。
──神尾さんと西野さんの息が合っているように感じたのは、しっかりコミュニケーションを取っていたからなんですね。神尾 西野さんと最初にしゃべった時、「空気感が似ているな」と感じて。幼馴染という設定でもあるので、会話の心地よさを演技に活かすことができればいいなと思ってました。
西野 お互い人見知りなので最初は遠慮していたけど、撮影の2日目に私から「敬語をなくそう」と提案したんです。神尾くんは年齢を気にせず接することができるタイプだと思ったので。
神尾 そんなふうに思ってたんだ(笑)。
西野 (笑)。そこからはしゃべりやすくなりました。