──自分では何票か入れましたか?
川上 11票入れました(笑)。今回は弟も友達も応援してくれました。「応援してるよ」という声を周りの人たちからたくさん聞くことができました。
──開票イベントで2位の発表の時、どう思いましたか?
川上「怖っ!」って思いました。2位が発表されて、中間の票数を考えると、もう私しか残っていなかったので。次、私が呼ばれたらどんなスピーチをしようか、そんなことを考えると急に怖くなりました。考えていたスピーチは1位用ではなかったから、1位らしいことを話さないといけないと考えながらスタンドマイクまで歩いて行きました。その道のりがやけに遠く感じました。
──そのスピーチですが、話し始めがよかったですね。
川上 本番直前に思いつきました。「自分らしい言葉を考えておきましょう」というアナウンスがメンバーにあったんですけど、自分らしい言葉がなかなか思いつかなくて。マネージャーさんと話していたら、「自分らしいといったら、私には野球しかないですよね」ということになって、そこでなぜかキャッチャーミットが思い浮かんできて(笑)。「私の心のキャッチャーミットに皆さんの愛のボールがストライクを入れました」というフレーズを思いつきました。マネージャーさんに話したら、「めっちゃおもろいやん!」と言ってくれたので、そのまま話しました。
でも、それ以外の部分はアドリブです。「私にもNMB48を背負わせてください」ともお話ししたんですけど、あの場に立つと、責任を背負う宣言をしないといけないと思うものなんです。そう思ったら、勝手に口が動いていました(笑)。
──去年の秋のコンサートでも、「センターになりたい」と宣言していましたね。
川上 たしかにそう言ったけど、あの時はまだそこまで強い覚悟があったわけではなかったです。理想を思い描いていただけでした。実際、1位になってみると、皆さんに安心してもらえるような言葉が必要だなって思いました。