FOLLOW US

UPDATE|2022/05/12

ドラマ『クロステイル』の父親役で話題・板尾創路が役との共通点を語る「行動が先に出てしまう」

板尾創路『クロステイル ~探偵教室~』(東海テレビ・フジテレビ系)

板尾創路が、ドラマ『クロステイル ~探偵教室~』(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜日23時40分)で主演の鈴鹿央士演じる匡の父・迅平役を演じている。今回、物語の後半戦を動かす板尾創路のコメントが届いた。

【写真】ドラマ『クロステイル』の父親役で話題・板尾創路らの場面写真

「人間は謎があるから面白い!」をキャッチコピーに描く、鈴鹿央士主演『クロステイル ~探偵教室~』。ドラマはいよいよ本丸、鈴鹿演じる匡の父・迅平(板尾創路)失踪の謎に迫っていく。

──迅平と板尾さん、似ている点・似ていない点は?

板尾 行動が先に出てしまって、事前に具体的な説明をしない点は似ていますね。いわゆるサプライズのような「驚かせたい」という気は無いのですが、家族や友達にも「こういう理由があるから」と先に言うのが好きじゃないんです。

秘密主義なのか、自分の理想に自信があるのか知らんけど(笑)。「言ったところで…」と思っているふしがあるので、自分の中だけで淡々と進めてしまう点は迅平と似ていますね。

似ていない点は、あの超放任主義と言っても良い程の親子関係!うちは女の子なんですが、僕も理想は迅平みたいにしたいですし「本人の好きなように」とは思っているのですが、たまに親の想いでコントロールしちゃう点があって「いけないなぁ」と反省する時もあります。

迅平のように、あそこまで気持ちよく子どもを突き放すというか、最後の最後まで何も言わないっていうお父さんもなかなか現実にはいないでしょうね。

──第1話のセリフ「お前なら地球を救える!」が印象的でした。

板尾 あのセリフは、子どもの可能性を全力で信じて、地球を救うほどでなくても、小さなことかもしれないけれど「お前には人の役に立てる力がある。お父さんは分かっているぞ。自分の思うようにやって行けば大丈夫」と背中を押したいんだと思います。迅平はいわゆる友達親子みたいになって「子どもに好かれたい」のではない。

何でも子どもの言うことを聞いて、喧嘩にならずに過ごすほうがラクですけど、迅平は匡に「それでも親か!」なんて結構非難されている(笑)。それを言われ続けることはストレスになるけど、逆に「それを言われてもいい」という覚悟を持って息子を想い、自ら嫌われ者になっているのが迅平の優しいところ。

失踪中なのに突然現れたり、電話をしたりと何かとコミュニケーションを取るのは、匡からするとムカつくでしょうけど、迅平としては「親父が見ているぞ。見守っているぞ」と伝えたいんじゃないかなと思いますね。

──鈴鹿央士さんの印象は?

板尾 力が抜けているというか、自ら抜いているのかもしれないのですが、あのフワ~とした感じで、ちゃんと主演として真ん中に立っていることがすごいなと思います。いい意味で、堂々としていない。加えて彼の表情や行動は誰もが思わず目で追ってしまうほど不思議な魅力がある。大勢の中にいてもパッと目に留まる子で、それは“動いているから”とか“キラキラしているから”目立つのではなく、何故かフッと目に留まる感じ。

初めてお仕事するので「どんな子かな?」と初日はいろいろ質問しちゃいましたね。息子ぐらいの歳なので父性をくすぐられて「ちゃんとご飯食べているのかな?」とか、連ドラ初主演で撮影やその準備、番宣他やることが満載だから「ちゃんと眠れているかな?」とか勝手に心配して(笑)…でも本人は無理してやっていない様子で、淡々とやっているところが、年上で同性の僕から見ても気になって見ちゃう、そういう存在ですね。

【あわせて読む】ママになった篠田麻里子が『クロステイル』で連ドラ復帰「産後は仕事に集中する時間がギュッと凝縮」

RECOMMENDED おすすめの記事