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UPDATE|2022/05/21

三宅智子が語るフードファイター時代「デートが終わった瞬間に牛丼屋に駆け込んでいた」

三宅智子



──結果は?

三宅 予選の1位は岩田ミユキさんという赤坂さんと同じ時代から活躍されていたレジェンドの方。私は2位でした。それで2位に入ると、本選にも出なくちゃいけなかったんですよ。「出なくちゃいけない」という表現は失礼か(苦笑)。でも真面目な話、本選は1週間くらい沖縄で収録するということだったので、そうすると本業のお仕事に支障が出ちゃいますからね。結局、シフトを強引に調整して沖縄に行くことになりましたけど。

──そこまでして行くからには、当然、優勝を狙いますよね。

三宅 いや、そんな感じでもなかったです。「せっかくだから美味しいものがいっぱい食べられたらいいな~」くらいの遊び感覚。モチベーションとかも特になかったですし。たとえばギャル曽根ちゃんなんかは勝負に懸ける意気込みがすごいんですよ。岩田さんとかベテラン陣も「若いギャル曽根に負けるわけにはいかない!」とか燃えているし、私だけ蚊帳の外でした。

──テレビに登場した三宅さんは「こんなに可愛い子が、ここまでバカ食いするなんて!」とお茶の間に衝撃を与えました。アイドル視するファンも多かったと思いますが、当時はどのように受け止めていたんですか?

三宅 どうだろう……。今みたいにSNSもなかったし、少なくても勘違いするようなことは一切なかったですね。街で声をかけられることもなかったです。そもそも大食い女子って日常ではモテと無縁なんですよ。大食いが原因で男の人と別れたこともありますし。

──なんですか、その悲恋は!

三宅 付き合い始めの頃は会えるだけで胸がいっぱいで、お腹とか空かなかったんですけど、だんだん慣れてくると、「早くバイバイして、お腹いっぱい食べたいな」とか考えるようになるんです。一応、相手の前ではカッコつけて少食ぶるものですから(笑)。だからデートが終わった瞬間に牛丼屋に駆け込んだり、そのままラーメン屋にハシゴしたりしていました。たしかに苦しい恋でしたね。ストレスが溜まる一方でした。

AUTHOR

小野田 衛


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